私がひとつ不満に思っていることを言います。
それは検索結果にBTOパソコンじゃないものがBTOパソコンとして紹介されていることなんですよね。そしてGogleって何がBTOかわかっていないのでBTOじゃないメーカーパソコンもBTOとして紹介すればたくさん紹介している記事ということで上位表示させてるんですよね。
でもそれBTOじゃないから笑
要は今のGoogleってとにかく色々広く紹介した方が上位表示される傾向があります。なのでBTOじゃないメーカーもBTOとして紹介すれば紹介する数が増えて上位表示されるんですよね。
でもそれってどうなの?
というわけで今回はBTOと混同されているものが本当にBTOなのか徹底調査してみたいと思います。
そもそもBTOって何?っていう方は「BTOパソコンとは-意味やメーカーPCよりBTOを選ぶべき理由」をお読み下さい。
でもまあこの記事向けに簡単に説明するとBTOってビルド・トゥ・オーダーだから注文を受けて作るということですよね。つまりオーダーメイドです。カスタマイズできる。

DELLは本当にBTOパソコンなのか調べてみた
ひとまず有名なDELLを見てみましょう。DELLに関しては私はずいぶん前からBTOとは言えないと思っています。その理由は全然カスタマイズできないから。まあカスタマイズできなければBTOじゃないのでカスタマイズできるか調べてみましょう。
DELLのサイトでデスクトップパソコンを適当に選びカスタマイズをクリックしてみる
するとやっぱりカスタマイズできない。
メモリも4GBで変えられない。ハードディスクも変えられない。ほとんどなにも変えられない。カスタマイズして購入というページなのに価格に含まれますという意味不明な文言が入っている。これ完成品のメーカーパソコンと同じだよね?ラインナップがあってそこから選んでもらうのはBTOじゃないよね、っていうことです。
結論:DELLはBTOパソコンじゃない。
ちょっと語弊があるかもしれないので説明しておくと、BTOの定義はこのようになっている。
顧客の注文を受けてから最終製品の生産を行う生産方式のこと。狭義には、部品や中間製品を見込みで在庫しておき、注文確定後に最終加工・最終組立を行う受注加工組立をいい、広義にはそれを含む受注生産一般をいう。(ITメディア)
よって厳密には注文を受けてから作ればBTOといえるのかもしれない。でも実質的にカスタマイズできないんだから作り置きを出荷していると考えられますよね。それってそもそも受注生産じゃないでしょということです。
HP(ヒューレットパッカード)は本当にBTOパソコンなのか調べてみた
同様にチェックしてみる。
するとやっぱりメモリとか主要パーツがカスタマイズできない。
変えらえるのはモニターとかプリンターとか付属品ばかり。これ受注生産じゃないよね?
結論:HPはBTOパソコンじゃない
富士通はBTOパソコンなのか調べてみた
私はFMVを使っていますがデスクトップに関しては富士通はノーマークでした。そこで同様に調べてみました。
すると意外な結果に。
ばりばりカスタマイズできますね。しかもCPUの選択肢もめっちゃ広い。これこそがBTOではないでしょうか。完全な受注生産方式です。
よって結論:富士通はBTOである
ついでに言っておきますがカスタマイズが当たり前のパーツショップ系のお店は明らかにBTOなので特に調査しません。
NECダイレクトはBTOパソコンなのか調べてみた
CPUまで完全に選択できました。
結論:NECダイレクトはBTOパソコンである
レノボLenovoはBTOなのか調べて見た
調査の結果カスタマイズ性十分と判断できます。だだOSのエディションが選択できないのはちょっといただけない気もします。
結論:レノボはBTOである
※レノボをおすすめする前に過去にSupaerfishというほぼマルウェアをPCに仕込んだとして信用を失っていますので自己責任での購入をお勧めします。
以上主要なBTOだかメーカーだかよくわからないお店が本当にBTOなのか調べてみました。生産者側からみたら注文を受けてから作っていたとしても消費者が完成品と同じものしか選べなければBTOとは言えませんよね。
よってパソ・サピエンスBTOパソコンではDELLとHPはBTOパソコンではないと結論させていただきます。

ついでにパソ・サピエンスからのアドバイスですが、ここにあげたメーカーはやはりメーカーとしての要素が強く汎用品を使っていないのが特徴です。よって競争力はあるんですけど、BTOの魅力である拡張性に欠けるというのが挙げられるんですね。よってBTO購入後に色々カスタマイズ、改造したい方はパーツショップ系というか汎用品を組み立てているBTOから購入するのがおすすめです。

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