パソコンはできるだけハイエンドのものを買ったほうが長期的に見ればおすすめです。しかし予算に制約があるのも当然でしょう。パソコンの一番お得な買い方という観点で見れば快適なパフォーマンスで最も長期に渡って使用できるということがポイントになります。しかし予算に制約がある場合この前提を崩さなければなりません。
予算に制約がある場合はコストパフォーマンスが最高というよりよりはその予算内でもっともコスパの良いパソコンを買うという価値観で選ぶのが最適でしょう。
そこで優先順位を決めておくことをおすすめします。
予算5万円でBTOパソコンを選ぶ基準や条件の優先順位
予算内でもっとも良いパソコンを選ぶためには切り捨てる部分、譲れない部分などをしっかり持っておくことが重要です。
CPUのメーカーはIntelかAMDか
CPUは通常Intelを選ぶ場合が多いと思います
BTOパソコンでもIntelのCPUを搭載したパソコンの方が多いです。しかし予算内でもっともコスパの良いぽソコンを選ぶならこの際IntelかAMDかは気にしないようにしましょう。最近ではRyzenがAMDから出てIntelに追いついたどころか追い越しそうな勢いです。AMDのCPUの方が性能が悪いとはもう言えなくなりました。
スペックを増強できること
予算5万円程度でスリムタイプのパソコンを買ってしまうと購入以降パーツを追加してスペックを増強していくことが難しくなります。HDDを1台も増設できないということもありえますし、SSDを乗せる場所がないなんてことにもなりかねません。
今は5万円しか出せなくても追加で数千円ずつパーツを購入していくだけでもスペックを増強できるのがBTOパソコンの良いところです。
したがって拡張性を優先するようにしましょう。最低でもミニタワー以上、出来ればミニタワーかタワーを選ぶことをおすすめします。
予算5万円ではすべてのスペックを満たすことはできない(CPUを優先する)
予算5万円ですべてのスペックを満たそうとするとCPUが中途半端なものになってしまうでしょう。しかしCPUを後から交換するのは面倒です。
そのため追加出来るパーツは後回しにして交換でないとスペック増強できないものを優先するのがいいでしょう。つまりCPUを優先するしかないのです。
あとから追加すれば良いパーツ
あとから簡単に追加できるパーツは第一にメモリです。メモリは同じ周波数のものを買ってきて挿し込めばいいだけなので増設も最も簡単です。第二にハードディスクです。ハードディスクも増設はやや難易度はあがりますがBTOに頼むと数千円から1万円くらいはかかりますから後で追加すれば良しとしましょう。第三にグラボ(ビデオカード)です。これも後から買ってきて挿し込んでネジを締めるだけですので十分可能です。というかyoutubeとかの再生程度ならそもそもグラボは必要ないです。
まとめると次のとおりです。
- メモリ
- ハードディスク(SSDも含む)
- ビデオカード(グラボ)
あとからでは交換するしかないパーツ
あとからでは交換するしかないパーツは第一にCPUです。CPUを交換するとなるとかなり手間です。一度CPUクーラーを取り外してCPUを入れ替え、グリスを塗り直して再度つけ直さなければなりません。もちろんCPUクーラーも再度取り付けです。さらに取り外したCPUをグリスをキレイに拭き取って打ったり中古パーツショップに買い取ってもらう必要があるでしょう。
CPU以外に取り替えが面倒なのが電源です。マザーボードもそうですが通常取り替えることはないでしょう。電源もある程度の容量でなければなりません。安いBTOパソコンだと電源容量も低いのが難しいところですね。推奨は400W以上です。300Wだからって不安定ということもないんですが経験的に400W以上なら通常仕様で問題は起きないと思います。
まとまるとこうなります。
- CPU
- 電源
これらをまとめると予算5万円でBTOパソコンを選ぶならCPUと電源だけを優先し、あとはどうでもよいとしたほうがいいです。つまりメモリも8GB以上が推奨ですが手持ちのお金がないならとりあえず4GBで買っておいて後で追加しましょう。
こういった基準を設けずに買ってしまうとCeleronなどの乗ったショボショボのパソコンを買ってしまうことになります。CPUの貧弱さは交換でしか変えられないので何年もストレスのたまるスペックで使用することになるでしょう。ストレスの原因がメモリなら解決は簡単なのです。
こういった観点から5万円台のパソコンを選びますが税抜きで選ぶので6万円台も含むことになるのをご了承下さい。
マウスコンピューター LUV MACHINES AR410BN AMD Ryzen™ 3 2200G+メモリ 8GB+ハードディスク 1TB+電源 500W
マウスコンピューターのRyzen 3搭載デスクトップパソコンです。CPUの性能もさることながらメモリも8GBが搭載されていて電源容量も500Wと十分です。
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen™ 3 2200G プロセッサー
(4コア/4スレッド/3.5GHz/TC時最大3.7GHz/4MB L3キャッシュ)
グラフィックス AMD Radeon™ Vega 8 グラフィックス
メモリ 8GB PC4-19200
ハードディスク 1TB
チップセット AMD B350 チップセット
光学ドライブ オプション (BTOで追加可能)
マウス USB光学式スクロールマウス
キーボード USB日本語キーボード (102キー)
電源 500W 【80PLUS® BRONZE】(マウスコンピューター)
このスペックなら追加はSSDくらいで済みそうですね。非常におすすめです。価格は56,800円(税別)。
パソコン工房STYLE-M1B3-R3G-VHR Ryzen 3 2200G+8GBメモリ+240GB SSD+1TB HDD+350W電源
こちらは2980円で500W電源にカスタマイズできます。ここまでAMDのRyzenばかりですがIntelのCore i3でも選択肢はあるんですがメモリが4GBなんですよね。Ryzenのモデルを選ぶtと8GBなのでRyzenのモデルのほうがいいと思います。Ryzen 3とCore i3同世代の性能はそんなに変わりません。
パソコン工房のこちらのモデルは先程の2つと違いSSD+HDDの構成になっています。電源だけ500Wにカスタマイズしてしまえば5万台のパソコンとしては完璧でしょう。
Windows 10 Home 64ビットRyzen 3 2200GAMD B350DDR4-2666 DIMM (PC4-21300) 8GB(8GB×1)240GB Serial-ATA SSD1TB Serial-ATA HDDDVDスーパーマルチRadeon Vega 8 Graphicsミニタワー / microATX350W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源(パソコン工房)
この3つを比較するとパソコン工房ははじめからSSD+HDDのツインドライブでカスタマイズ不要。マウスコンピューターはサポートが良いので初心者にとってはコスパが高い。(同じ価格でマウスのサポートがつくなら安い)。ドスパラはRyzen 5とCPUが1ランク上となりました。
どれもお得だと思います。構成を変更したくない方はパソコン工房を。後でSSDを追加してカスタマイズ出来る方、CPUの性能にこだわる方はドスパラを。初心者でサポートを重視する方はマウスコンピューターのものを選ぶと良いでしょう。
5万円でも十分なスペックのパソコンが買える時代になりました。性能の進化は凄まじいです。
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