私はメインPCはインテル第4世代Core i7-4790を使用しています。つまりそこからパソコンを組んでいないわけですが。しかもそのパソコンはBitLockerで暗号化した後パーツを組み替えたら起動しなくなってしまい放置している始末笑
今はCore i5-560m搭載ノートパソコンで記事を書いているわけです。
スペックは次の通り。
CheckCPU:;Core i5-560m
メモリ:8GB
SSD:120GB
HDD:240GB(232.76と表示されている)
実に低スペックなノートパソコンですが時々メモリが不足して堕ちてしまう以外はそんなに不足は感じません。
で、ふと思ったのがこのこと。「CPUの性能が進化しすぎて性能の向上を実感できなくなってきている?」
私がCore i7-4790を使っていた(数ヶ月前までメインで使っていた)時はCPU使用率は高くてもせいぜい30%て程度にしかならず、このCPUで不足する日はいつ来るのだろう。ついに来ないのではないかと思っておりました。
パソコン選びでもコスパの考え方は次のような視点があります。
- 最も性能の良いCPUを買って長期間買い替えしないで使う(時間あたりコストが低減しもっともコスパが良い)
- 予算を限定しその中で最もコスパが良いパソコンを買う
- ただ一番安いものを買う
この中でもっとも最低なのがとにかく一番安いものを買うというやつです。PC初心者や買い物が下手な人はだいたいこの選択をしてしまいますが、CPU性能が非力なため効率よく使えませんしストレスが溜まる状態になります。そうなると満足度の観点からもコスパが下がってしまい、さらに最終的にはいらいらして買い替えてしまい、さらにその買い替えでまた似たような安いパソコンを買って結局いらないPCが2台になっただけというオチが多そうです。
長期的な観点から見てコスパが最高になる買い方は1番上の最高ランクのCPUを買うことですが、この選択肢の問題点は誰でも取れるわけではないところにあります。CPUのランクを最高にしようとすると10万円はほぼ越えてしまいますしなんだかんだ他のパーツにこだわれば12~14万円くらいになってしまうかもしれません。(BTOパソコン-これから買う方におすすめなパーツの選び方)
「そんなお金出せない!」という人がいるのも当然なので考え方は複数あってよいのです。したがって、現実的には予算内でコスパが最良のものを買うというのが最適解であるような気もします。
予算によってコスパのよい構成は変わるのですが、今のCPUって何がお得なのかなあとぼんやり考えてCPUを見ていると価格性能比でもっともコスパの良いCPUが見えてきました。
最もコスパの良いCPU(2019年初頭)は現状これ-AMD Ryzen 5 2600
まず私がメインPCで使用しているCore i7-4790(これも非常に優秀なCPUだと思います)と現行Core i7のPassMarkでの数値を比べてみます。(出典:PassMark)
CPU型番 | PassMark数値 |
Core i7-4790 | 9990 |
Core i7-8700 | 15135 |
Core i7-9700K | 17223 |
第4世代から第8世代までで50%近く数値が向上しているのがわかります。一方K付モデルですがCore i7-9700KとCore i7-8700の差は13%程度しかありません。
一般に私はブラウザでたくさんのページを開きながら動画を見たり色々しつつ同時並行で仕事をするのですが、Core i7-4790でその用途で不足することは全なくむしろ持て余すレベルです。つまり現状多くの人にとって最新のCore i7の性能は必要ないものと思われます。とは言え性能が良ければよいほどスペック的に不満が出るまだの期間は長く、よって壊れなければ長く使えてコスパがよいというのが否めません。しかしここはある程度予算や実際に掛かる目先のお金も考慮して勧めていきます。
するとこのCPUが目に止まりました。それがAMD Ryzen 5 2600です。
この記事を書いたとき2万円くらいでしたが今16000円くらいになってましたね。
私の感覚ではこのAMD Ryzen 5 2600の立ち位置は相当コスパ高いなと思うんですよね。だいたい今までの相場から言ってもCore i7の最上位モデルは4万円前後ですし、その半値でほぼ同じ性能を所持しているというのはやばくないですか?
というわけでピンポイントで価格性能比でもっともコスパが高いCPUはAMD Ryzen 5 2600であると断定させていただきます笑
AMD Ryzen 5 2600とCore i3 8100の比較
AMD Ryzen 5 2600と比較できるインテルのCPUを調べてみましょう。
このAMD Ryzen 5 2600のPassMarkを見てみましょう。PassMarkの数値は13520です。(PassMark)
これを見て絶妙だなと思ったんですよね。しかも価格は2万円をちょっと超えたくらい。Core i7-8700との性能差は-11%くらい。Core i7-4790と比べると35%も数値が高いです。
価格は16,000円から17,000円程度。AMD Ryzen 5 2600と3,000円くらいしか変わりません。PassMarkの数値はというと8061。
AMD Ryzen 5 2600のほうが67%近くも上であり比較になりません。それにしてもCore i3 8100も第4世代のCore i5最上位レベルの性能であり時の流れを感じますが。
AMD Ryzen 5 2600とCore i5 8400の比較
価格は現状30,000円程度。在庫が少なく高騰している様子ですね。PassMarkの数値は11643と1万円、つまり50%高い価格なのに14%ほど性能は低いという結果になっています。

やはり価格性能比で純粋にコスパを考えると2019年初頭現在、AMD Ryzen 5 2600がコスパ最強であると考えられます。(もっと長期で見て買い替えコストを考えると最上位CPUの方がお得だと思いますが)
AMD Ryzen 5 2600搭載のおすすめBTOデスクトップパソコン
ポイント
コスパというか安さを考慮したPC選びですので高価なグラボ搭載モデルではなくできるだけ安いモデルを紹介します。
ドスパラraytrek RC5 AMD Ryzen 5 2600/8GBメモリ240GB SSD/1TB HDD/GT1030
OS Windows 10 Home 64ビット CPU AMD Ryzen 5 2600 (3.4GHz-3.9GHz/6コア/12スレッド) グラフィック NVIDIA GeForce GT1030 2GB メモリ 8GB DDR4 SDRAM(PC4-21300/4GBx2/2チャネル) ハードディスク 1TB HDD SSD 240GB SSD 光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ (DVD±R DL 対応) マザーボード AMD B350 チップセット マイクロATXマザーボード
SSDとHDDの2ドライブ構成でメモリも8GBでグラボ付きと過不足ないモデルです。それでいて価格は92,980 円(+税)とお値打ち。正直なところグラボ無しで安い構成はないのかという気もしますがCPUの性能を考えると相当コスパが良いパソコンだと思います。
マウスコンピューター AMD Ryzen 5 2600/4GBメモリ1TB HDD/GTX 1050
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU AMD Ryzen™ 5 2600 プロセッサー
グラフィックス GeForce® GTX 1050
メモリ 8GB PC4-19200
ハードディスク 1TB
光学ドライブ オプション (BTOで追加可能)
電源 500W 【80PLUS® BRONZE】 (マウスコンピューター)
SSDが欲しいなというところですがカスタマイズでつけることは可能です。それ以外はメモリも8GBですしこちらもSSD以外は過不足ない構成だと言えるでしょう。それでいて価格は86,800円(税別)とCore i7に匹敵する性能を持つCPU搭載モデルとしてはかなり安くなっています。
パソコン工房 AMD Ryzen 5 2600/8GBメモリ/1TB HDD/GTX 1050
Windows 10 Home 64ビット [DSP版]Ryzen 5 2600AMD B350DDR4-2666 DIMM (PC4-21300) 8GB(8GB×1)1TB Serial-ATA HDDDVDスーパーマルチGeForce GTX 1050 2GB GDDR5ミニタワー / microATX500W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源(パソコン工房)
総合的に見るとマウスコンピューターのものにSSDをカスタマイズするかドスパラのをそのまま買うのが良い気がします。でも最強コスパと言った手前もう一声欲しいなあと思っていたのも事実。
ここでツクモを調べてみたところ無駄のない激安モデルを発見!
ツクモ AMD Ryzen 5 2600/8GBメモリ/1TB HDD/GT 1030
- AMD Ryzen™ 5 2600
- NVIDIA® GeForce® GT 1030
- 8GB DDR4 SDRAM (PC4-21300、8GBx1)
- 1TB HDD (SATAIII接続 / 6Gbps)
- ASRock AB350M-HDV R3.0 (MicroATX)
- Windows 10 Home
(ツクモ
)
グラボはGT1030とGT1050より落ちますが悪くはないレベル。下記はyoutubeでの比較動画となっています。Passmarkでのグラボの数値は。それぞれ2210と4641。
またSSDもついておらずカスタマイズしたいところですが無駄に高いスペックのものがついておらずグラボを重視しない用途では激安となっています。価格は税別 ¥79,800。+5500円でSSD120GB追加できます。自分でやれば今は3,000円以下で手に入るでしょう。
このランクのCPUが搭載されていて税別7万円台は激安と言えます。絶妙なスペックだなと思った方はぜひ検討してみて下さい。
Ryzen3000番台が登場!Ryzen 7 3700Xがお得だったのでまとめてみました。Ryzen5よりさらに高性能を求める方はこちらの記事をそうぞ。
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