BTOパソコンがおすすめ、といっても「普通オーダーメイドなら高いんじゃないか」と思うかもしれません。しかし何故かBTOパソコンは安いですし、家電量販店に並んでいるメーカーパソコンより安かったりもしますよね?
BTOパソコンは安いですし拡張性もあります。このことはBTOとはの記事を確認してください。
オーダーメイドで自分にあったものを作れるBTOですが安いことにちゃんと理由があるんです。このことをしって納得してBTOパソコン選びをしていただければと思います。
仕入れのスケールメリット
仕入れというのはもっともスケールメリットは発生しやすい分野です。
卸元もたくさん仕入れてもらえば売上が上がるのでその分利益は落としてもよいということなんですね。
スケールメリットはPCの多くのパーツに関わってきます。
PCケース
各社PCケースを統一して大量に仕入れていますよね。そのためPCケースのコストは市販に比べかなり安いと思われます。本来仕入れて販売できる商品なので仕入原価での製造が出来るわけです。
PCケースは安ければ自作でも4000円くらいで購入できますがしっかりしたものだと1万円を超えることも当たり前です。さらに3万円、4万円とすることもあります。スケールメリットの効果は高いはずです。
CPU、SSD、HDD
これらのパーツもそこまで原価は下がらないかもしれませんが大量仕入れによる仕入原価での製造が可能です。これらのパーツはどのPCメーカーでも仕入れる必要があるので立場は変わらないと思います。しかし自作PCで作る場合は販売店の利益が乗った価格で売られますのでどう考えてもBTOよりは高くなるわけです。
電源ユニット
DELLなどのメーカーでは電源を自社製造しているところも見受けられます。自社製造でなくてもOEMで大量に仕入れてコストはかなり低くなっていると思われます。市販品と同じものを使っているメーカーもあれば統一規格で仕入れたOEMの電源を組み込んでいるところもあるでしょう。
いずれにしても自作よりは遥かに安いコストで製造しているのは間違いありません。
マザーボード
過去に中古PCをばらしたことがありますが、マザーボードもOEMで市販遺品とは違いものを使っているケースがミられます。おそらく余分なパーツを減らして安価にしているのでしょう。たとえばBTOではありませんがOnkyoのデスクトップを昔使っておりMSIのマザーボードが使われていました。BIOSも特殊であり、MSIのホームページに行っても型番は載っていませんでした。つまりそのメーカー用のOEMだったと思われます。
メーカーはたくさんパソコンを販売するのでそのマザーボードが同じであればコストが削減できます。マザーボードもBTOによっては構成に明記されている場合もありますが、市販品とは違う廉価版のようなOEMを使っている場合も多いでしょう。;
OS
OSにもDEP板やOEM版があり仕入れ数量に酔ってはコストが変わってくるようです。
OEMの方が(ディスクがないなど)コストが下がる一方サポートの面倒は上がりそうです。DELLではバックアップでリカバリディスクが作成できるようになっていましたがおそらくディスクを仕入れないことによるコスト削減のためかもしれません。
BTOパソコンメーカーの仕入れはパソコン製造用だけではない
一見するとパソコンの製造だけならメーカパソコンやDELLなどのメーカーの方がコストが安いような気もしますよね。しかしDELLなどはパーツだけでも販売は行っていません、一方BTOパソコンメーカーはパーツだけでの販売を行っている、というかそもそもパーツショップだったりします。
そのためパソコンの部品としての仕入れのスケールメリットだけでなく、パーツショップとしても仕入れのスケールメリットがあるわけです。そのためパーツショップ系のBTOの方がパーツを安く仕入れられる可能性も高く機能を絞ったOEMのマザーボードを使わなくても良いかもしれませんね。
以前はDELLやHPが一番安かったしましたが、最近では日本のBTOパソコンの方が安かったりもします。
BTOはこのようにしっかりとした理由があって安いわけですし、安かろう悪かろうではないので安心して購入してください。
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