BTOパソコンで極限まで安くカスタマイズ(見積もる)する方法

BTOパソコンで極限まで安くカスタマイズ(見積もる)する方法
BTOパソコンで極限まで安くカスタマイズする方法BTOパソコンのカスタマイズ

BTOパソコンでを安く買うにはどうすればいいのか。その方法は出来るだけカスタマイズで不要なものを選ばないことです。しかしいくら不要なものと言っても最低限必要なスペックもあるし…なかなか削れないと思いますよね?

しかしちょっと上級者向けですがBTOパソコンは思っているよりも遥かに安くカスタマイズする事ができます。

今回お教えするやり方の条件はメインPCを買い換える場合です。つまり買い替え前のパソコンがある場合ですね。なぜその場合安く帰るのでしょうか。

使えるパーツはすべて流用!最低限のスペックで新品を購入

まず前提としてある程度の期間使用して買い換えるため、CPUは互換性がなく流用できないものとします。

しかしそれ以外の多くのパーツは互換性があるため流用することができます。流用できるパーツは下記の通り。

  • メモリ
  • SSD
  • ハードディスク
  • グラボ
  • 光学ドライブ

自作ができる人ならこれに加えて電源も流用することができます。まあほぼ自作と同じですね。

元メインPCをサブPC(セカンドPC)化してパーツを余らせる方法

もともと使っていたパソコンはメモリがDDR4だったと仮定します。(DDR3だった場合はメモリの流用はできません)

このパソコンのメモリが8GBや16GBだったとして、この元メインPCをサブPCセカンドPCとして使用することとします。その上で今あるメモリは使わないようにするにはどうすればいいか。

それは32bit化してしまうことです。サブPCの用途は限られますので32bitでも十分に使えます。32bitはどうせ4GB(実際には3.2-3.5GB程度)までしか認識できませんので4GBで十分なわけです。

これでメモリは4GB~8GB(または12GB)あまる計算になります。これを新しく買うPCに使えばいいわけです。

Windows10 32bit版をダウンロード

サブPCに大容量SSDはいらない、SSDやHDDも流用してしまおう

こうして32bit化したサブPCに大容量SSDも大容量HDDもいらないでしょう。バックアップが必要な場合もHDDだけあればいいでしょう。

サブPCはそれほど速度にこだわらくなくていいという場合はいっそSSDを積まずにHDDだけにしてしまうのもありです。新しく買うメインPCにすべてを注ぎ込むつもりでサブPCセカンドPCとなるパソコンのスペックは思い切って切り捨てましょう。

3000円台で買えるSSDを買ってきて取り替えるのも手です。最近は240GBのSSDが3000円台で売られていたりするのでそれを使ってもいいですよね。

こうして元のパソコンから240GBとか480GBくらいのSSDと1TB~3TBくらいのHDDを流用することが出来るでしょう。

ここまででこんな感じに新しいパソコンを構成することができます。

例:

Core i5 xxxx                ⇒Core i7 8700

メモリ4GB(メモリ4GBを供出) ⇒メモリ4GB+4GB流用

SSD240GB            ⇒SSD240GB(新品)+HDD2TB(流用)

 

パソ・サピエンス

こんな感じに新しく買うBTOパソコンの初期構成をかなりコストカットすることができます。

SSDやHDDを流用する場合一旦フォーマットして新しいパソコンに増設するのが望ましいです。過去のパソコンのセキュリティ情報などが入っていると不具合の原因になります。

グラボ(ビデオカード)を流用する

サブPCセカンドPCはグラボなしでもいいでしょう。つまり元のメインPCからグラボを抜いて新しいメインPCの付け替えるだけでOKです。

これはゲーミングパソコンを使っている方などは結構普通にしているかもしれません。途中で買い替えてグラボだけはいいやつなんだよなぁという場合が多いからです。その場合グラボなしのパソコンをあえて選ぶのも手ですよね。

グラボなしでおすすめのBTOパソコン厳選3台-注意点や電源など

これを先程の例に咥えるとこんな感じになります。

例:

Core i5 xxxx                ⇒Core i7 8700

メモリ4GB(メモリ4GBを供出) ⇒メモリ4GB+4GB流用

SSD240GB            ⇒SSD240GB(新品)+HDD2TB(流用)

グラボなし(供出)       ⇒GeForce GTX1060(流用)

 

どうです?新メインPCがあまりお金をかけずに良いスペックに出来上がってきた気がしますね。もちろんゲームをしない場合たいしたグラボはいらないので今ある適当な安いグラボをそのまま新しいパソコンに付けるのもありです。

電源を流用する

電源を流用するのも手です。ただちょっと面倒ではありますが。ここまでくると自作のレベルですが次のような事が考えられます。

元メインPCの電源は600Wや700Wなど十分な容量。

これを流用できるとなると新しいメインPCは300Wの電源で十分!つまり旧PCと新PCの電源を入れかるわけです。すると次のようになります。

例:

Core i5 xxxx                ⇒Core i7 8700

メモリ4GB(メモリ4GBを供出) ⇒メモリ4GB+4GB流用

SSD240GB            ⇒SSD240GB(新品)+HDD2TB(流用)

グラボなし(供出)       ⇒GeForce GTX1060(流用)

電源80PLUS GOLD 300W(新品) ⇒80PLUS GOLD 600W(流用)

 

サブPCなら電源は300Wで十分なので交換してしまうというのもありなんですね。

ここまでくるとめちゃくちゃ安く次のPCが(BTOで)組めそうだというのもわかってくると思います。それでは実際にカスタマイズや構成変更でどれくらいコストカットできるか見てみましょう。

ちなみに元のPCを生かすためOSの流用は行わない前提です。

 

Monarch XJMonarch GE 8700
Core i7-8700Core i7-8700
16GBメモリ12~16GBメモリ(4GBないし8GB流用)
240GB SSD240GB SSD
1TB HDD1TB HDD(新品)+2TB HDD(流用)
GeForce GTX1060 3GBグラボ流用
DVDスーパーマルチドライブDVDスーパーマルチドライブ
本体価格:149,680(+税)本体価格:89,980 円(+税)

パソ・サピエンス

Core i7モデルではメモリはデフォルトで8GBとなっていたので16GBにして見ました。結果59,700円も安くなっています。

ついでに言えばMicrosoftのオフィスをつけるかつけないかでも2万円以上の差がつきます。正直私はオフィスは使いませんのでopen officelibre officeで十分です。

仕事でどうしても使わなければならない人以外はこれらのフリーのオフィスソフトでいいと思いますよ。すると合計で8万円近くも安くすることができます。

さらに今回のやり方ではメモリ4GBのサブPCもついてきますからめちゃくちゃお得なんですよね。性能の低いパソコンでも4,5万円はするのでその分浮いたとみなすこともできます。旧メインPCを捨てたり下取に出さずにサブPCセカンドPCとして使うのはほんとおすすめです。特に1000円で下取とかはもったいない。

新しいCPUがCore i7だとその他構成もそこそこ良いものになりますからそこまで流用できないかもしれませんがCore i3とかCore i5(Ryzenなら5以下)であればメモリ4GBとかもありますからさらに極限までコストを下げることができます。

フロンティアのセールではCore i7なのに300Wの電源とかたまに激安モデルがありますからそういうのを狙ってもいいと思います。

フロンティアのセールはこちら!(2種類あります)

こんな感じでほぼ流用で新しいメインPCを格安で(十分なスペックで)手に入れることが出来ますよ。これがBTOの良いところだと言えます。もちろん元メインPCをサブPCとして使わなくててもヤフオクなどで売ってしまうというのも手です。旧メインPCが3万円で売れたとすれば新しいPCを3万円値引きで買ったのと同じですよね。

今ある資源を有効活用すると激安でBTOパソコンを入手できるという話でした。

パソ・サピエンス
さらに詳しく各カスタマイズ項目について説明した記事はこちらです。

BTOパソコンで最安の見積もりをするためのカスタマイズ項目徹底まとめ

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