さてBTOパソコンを買ってしばらくするともう少し上のスペックを買っておけばよかったと思うかもしれません。そんな時どうすればいいのか。CPUは交換できるのか不安になりますよね。
タイトルにもありますがデスクトップならほとんどのBTOパソコンで簡単に交換できるはずです。CPUもBTOのパーツショップなどで買えますよ。
ほぼ問題ありませんがBTOパソコンでお望みのCPUが使えるかどうか一応確認していおく必要があります。Core i7の最上位モデルなら通常35,000円から40,000円くらいはしますので買ったけど使えなかったという事態は避けたいですよね。
問題ないというのは最近のマザーボードは大体全てのCPUをサポートする傾向にあるからです。歯抜けになっているマザーボードはあまり見ません。
それでは具体的なやり方を見ていきましょう。
マザーボードの型番を調べる
今使っているパソコンはノートパソコンですが試しに「msinfo32」のコマンドをやってみました。
やり方は田(ウィンドウズマーク)+Rを押してmsinfo32と入力してエンターです。これでメーカー、BIOS、機種名、CPUなどの情報を見ることが出来ます。しかしこれではまだ情報が足りません。
そこでCPU-Zとういフリーソフトを使います。有用なのでダウンロードして下さい。フリーソフトです。
CPU-Zを立ち上げるとマザーボードのタブで型番を知ることが出来ます。以下は古いノートパソコンのものですがBTOのマザーボードなら市販のマザーボードの型番が表示されると思います。
これでマザーボードがわかりました。
マザーボードの型番からCPUサポートリストを確認
ここでは例としてTUF H370-PRO GAMINGで調べてみます。(https://www.asus.com/jp/Motherboards/TUF-H370-PRO-GAMING/)
トップページからサポート>CPU/メモリサポート>CPUサポートといくと下記のように記載されています。
下までみるとCore i7-8700やCore i7-8700Kも記載されていますね。
最近のマザーボードでは大体のCPUが使える場合が多いです。ちなみに私はCPUのサポートを増やす(マイクロコードを更新)ことが出来ますが必要ないので最近のマザーボードではやったことがありません。やり方はBIOSのCPUマイクロコードを更新することで出来ます。
BIOSでのサポートを確認したらCPUを購入、交換(換装)
Core i7の最上位モデルを買うなら送料無料のツクモがおすすめです。
BTOパソコンのCPU交換でどのCPUを選ぶべきかですが迷わず最上位CPUを選ぶことをおすすめします。CPUの価格は下がるのに時間がかかりますしCore i7の価格が下る頃には今手持ちのCPUの価格も下がるからです。つまり例えば手持ちのCPUがCore i5だとしてそれを売って(将来に値段が下がった)上位のCPUを買っても割安にはならないということです。同じなら早く買ったほうがいいですよね。
良いCPUをはじめから買っておけば途中で交換するよりも長い間満足度の高い状態でいられることになります。しかもその方が大体安いです。(CPUの値下がりは少ないため。)
ただKつきモデルはオーバークロック用なのでKなしモデルでいいと思います。オーバークロックしなくてもK付きモデルのほうが若干性能がいい場合が多いですが価格差ほどではないと思います。
CPU交換の手順
CPU交換はしばらくしていないので写真がありませんが簡単に説明しますね。CPUを交換するときの注意点はとにかくソケットのピンを折らないことです。中古パーツショップにはピン折れのマザーボードが並んでいますがほぼ完全なジャンクですね。
それだけ気をつければ致命的なことにはならないはずです。当然ですがCPUの交換は電源が完全に切れている状態で行って下さいね。それと静電気でマザーボードが故障することがあります。体の静電気を逃してからやりましょう。
窓のサッシなどに触れると静電気が逃げていきます。
CPUクーラーを取り外す
CPUクーラーはネジか白いピンでマザーボードに固定されているのでそれを外します。
またマザーボードとファンがケーブルで接続されているのでそれも外します。その際慣れていない方は写真を撮っておけば確実にもとに戻せます。
CPUクーラーを外す時CPUグリスが固着していると取りにくい場合があるようです。全く使っていなかった場合は一度電源をつけて少し温めてから電源を切りCPUクーラーを取り外すと良いでしょう。
CPUソケットのロックを外しCPUを入れ替える
CPUを取り外す前にCPUとソケットの位置関係を見て下さい。CPUの角にある三角のマークとソケットの三角のマークがそろっているはずです。これが正しい向きです。同じ向きにに付け替えて下さい。この際うっかりソケットにCPUを落としたりするとピン折れする原因になります。
またCPUクーラーを戻す時ネジを限界まで締めすぎると押しすぎて折れる場合があります。どの程度がちょうどいいのか目視しながらやるといいでしょう。
CPUグリスを塗りCPUクーラーを再び装着すれば換装作業は終了です。
BIOSのCMOSクリアを必ず実行する
過去の経験からCPU換装後はCMOSクリアをするのが望ましいとわかっています。これをやらないのはOS不安定化の原因になります。マザーボードの説明書を読み(先程のメーカーサイトにあります)CMOSクリアを完全に行いましょう。BIOSの時計がリセットされていれば完全にCMOSクリアされています。ボタン電池の取り外しを忘れずに。
簡易的なCMOSクリアはボタン電池を外して(もちろん電源が入っていない状態で)電源スイッチを数回おすことでも出来ます。10回くらい押せば完全にCMOSクリアされるかもしれません。
その後BIOS(UEFI)の設定を好みにカスタマイズして完了です。
以上で特に不具合なくCPUの交換・換装が出来ますよ。メーカーパソコンの場合こうは行きません。そもそもCPUサポートリストを取得できないです。購入後のカスタマイズの自由度もBTOパソコンの魅力ですね。
OSでドライバーが更新されたか確認する
Windowsを起動しコントロールパネルからデバイスマネージャーを立ち上げます。するとドライバーの一覧が出てきます。
これのプロセッサの部分をクリックすると新しくしたドライバーが出ているはずです。通常は起動しただけで自動的に更新されます。
もしされていなかったら右クリックからドライバーの更新をやってみて下さい。
一度古いパソコンで更新されなかったのででドライバーを削除してみたら更新されたことがあります。リスクが高いのでこれはやめておいたほうがいいかも知れませんけどね笑
これでBTOパソコンでCPUを交換できました。
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