BTOパソコンを買う時何を買えばいいか迷ってしまいますよね。
おすすめの機種を買うのも手ですがここでは自分で選ぶにはどうすればいいかを書いて見ます。
とは言っても、BTOパソコンの選び方は=パソコンの選び方であって、推奨するパソコンの選び方は筆者に寄ってかなり違います。そのため結局は筆者のおすすめパソコンになるのだという点はご了承下さい。ただし特におすすめの機種を提示するわけではなくどのような構成がおすすめかという筋立てにしますのでよろしくお願いいたします。
BTOパソコンでのパーツ選びに関わる考え(価値観)
まず第一にどのようなパソコンを買うのがベストか。どのようなパソコンを買った場合に満足度が最大化するのかということです。それはやはりお買い得だということででしょう。ありえないほどのモンスターパソコンが欲しい場合は性能比で妥当な価格より大幅に高いパソコンを買うこともありえますがそうではない場合通常お買い得な者が満足度が高いはずです。ここで「安い」という言葉を使わなかったのには意味があります。
安ければ一番お得ということではない
パソコンを買う人がハマりがちなのは一番安いものがお得ということです。特に貧弱なノートパソコンを買う方に多い考えですね。しかしこれは安物買いの銭失いに過ぎません。よく売れ筋のノートパソコンを見ているとこんなもの使用に耐えるはずがないと思ってしまうようなものがランクインしていますが、いかにパソコンをうまく選べない方が多いかということですね。
BTOパソコン選びには時間的価値の観点が重要
パソコンを安く変えたかどうか調べる基準はなんですか?価格?違います。答えは時間的価値です。お買い得な価格で購入しどれだけ長く使えたかがその条件です。
長く使えば使うほどパソコンを安く買ったことになります。
例えば10万円で10年間使えば年間使用料は1万円ですが、15年間使えば6666円です。使った時間で考えるのがポイントです。更に言えば実際の年数は実はそれほど重要でなく使用時間が最も重要です。使用時間あたり価格が最も安くなったものが一番お買い得だったと言えるのです。
使用時間はCrystalDiskInfoなどで調べることが出来ます。ただし、もともとパソコンをそれほど使わない方はめちゃくちゃ使う方より使用時間が必然的に短くなります。長い目で見れば(使わなかったとしても)時間の経過による劣化やスペック不足が出てくるため使用時間が短かったとしても買い替えが必要になる場合もあるからです。使用時間による時間的価値はPCを使う人によってかなり違うということですね。その場合でもお得かどうかは他人との比較ではないのであまり関係ありません。
PC使用頻度による時間的価値の違い
PCの使用頻度が非常に少ない場合
以上のことからあまりPCを使わない方は時間的価値の面で不利なことは分かりますよね。そのためPCをあまり使わない方は長く使用してもお得になりづらいと言えます。何故なら年月が経つにつれ必要とされるスペックは上がっていくためそのうち買い替えが必要になりますが、買い替えまでの期間にあまりPCを使用しないからですね。
この場合、
オーバースペックのPCを買うともったいない
ことになります。
PCの使用頻度が多い場合
PCの使用頻度が多ければ多いほど年数が経過した場合の使用時間が多くなります。この場合パソコンを使えば使うほどどんどん使用時間あたりのコストが下がっていくため長く使用した場合かなりお得に買える計算になります。使用頻度が少ない方が年に100時間使用するのに対して、年に1000時間使う人なら時間あたりの価格が安くなり安くですよね。
この場合、
オーバースペックのPCを買ったほうがお得
となります。
なぜそのような考えになるのかというと、使用頻度が少ない場合たいして性能の良さを享受出来ない上使用時間が短いので、買い替えまでにオーバースペックにかけた分のコストを上回るメリットを享受出来ないかもしれないからです。
逆に使用頻度が多い方はオーバースペックのPCを買ったとしてもそのメリットを十分に享受できます。さらに年数が経てば立つほど使用時間あたりの価格がどんどん下がっていきコストを上回るメリットを享受しやすいからです。
BTOパソコンのパーツの選び方
上記の価値観を元にBTOのパーツを選んでいきます。とは言えBTOのカスタマイズはほとんど選ぶ必要がない場合も多いです。いくつか選んだほうがいい場合があるので見ていきしょう。使用頻度が高ければハイエンドを低ければミドルエンドを選ぶイメージです。
マザーボード
カスタマイズでマザーボードを選択することはおそらく出来ないでしょう。
BTOで機種を選ぶ場合にどのマザーボードにするかはチップセットで判断します。
チップセットの見方はZがオーバークロック用、Hが通常用、Bがビジネス用です。数字で言えば大体末尾70がハイエンドものので末尾10がローエンドのものとなっています。Zは別に必要ありませんから今ならH370を選ぶのが良いということです。ローエンドでも構わなければH310でも問題ないと思います。特に異なる性能を上げるとH310でサポートされるメモリは32GBで他は64GB。サポートされるディスプレイ数がH310だけ2で後は3ということくらいでしょうか。あまり値段が変わらねければH370を選ぶのが良いでしょう。
基本的にはH370であるにこしたことはないです。ただメモリは通常の用途なら32GBでも十分なため価格が大幅に変わるならH310を選択するのもありだと思います。
CPU
カスタマイズでCPUを選ぶ必要は原則ありません。
BTOパソコンの機種自体を選ぶ際はPCの使用頻度が高い方はインテルならCore i7を選ぶことをおすすめします。何故かと言うとCore i7とCore i5ではスペック的な寿命が異なるからです。OSが求めるCPU性能はそこまで極端な速さでは変わりませんが第一世代のCore i5が今使用して快適化というとそうとは言えないと思います。一方Core i7ならまだそこそこ使えるでしょう。世代が新しくなるほどCore i7の性能の高さが優位になってきてスペック的に不満を抱かずに長く使えます。Core i5を選べば快適に使える期間が短くなるということです。使用頻度が高い方はパソコンを十分使い切る事ができるのでオーバースペックをおすすめいたします。
一方使用頻度が少ない方はインテルならCore i3かCore i5を選ぶべきだと思います。もちろん使用頻度が少なくても使用用途によりCore i7でなければ快適に使えない場合はCore i7を選ぶべきです。そうでない場合はオーバースペックにする意味は少ないでしょう。
AMDの場合はCore i7をRyzen7にCore i5をRyzen5に読み替えればいいです。
メモリ
メモリは出来れば16GB以上をおすすめいたします。ただし8GBでも使えないことはないです。このブログを執筆しているノートパソコンはメモリ8GBですがぎりぎり使えています。メインPCは32GB積んでいますよ。メモリが少ないとちょっとしたことで動作にひっかかりを感じることが多いです。私の実感として8GBでは足りなくなるのも時間の問題だと思っています。これから買うなら8GBでは少ないでしょう。
メモリを細かく選ぶ必要はあるか
メモリにも周波数等色々ありますが規格(つまりDDR3かDDR4か)以外こだわる意味はないです。今までメモリが壊れていたことはありませんし(中古ではありましたが)、買ってから壊れたこともありません。さらに良いメモリと言われているものを選んだとしてもそうそう実感することはないでしょう。周波数が高いから早くなったという話よりは、周波数が高いメモリにしたけど実感はないなんて話のほうが多いです笑
ハードディスク(HDD/SSD)
これも基本的にはカスタマイズで変更する必要性は薄いと思います。BTOの機種選びん時点で大容量のSSDを選んだほうが安くつくはずです。ただしHDDは追加したい方もいるかもしれません。市場価格より安いか高くても自分で取り付けるのが面倒な方はカスタマイズで増設するといいでしょう。
CPUクーラー・CPUグリス
必ずしも変える必要はありませんがインテル純正のものよりは市販のCPUクーラーの方が性能が高いです。最近のCPUは発熱が少ないためこだわらなくてもいいですが2,000~4,000円位の出費が許容できる方はサイドフローのCPUクーラーに変更してみてはいかがでしょうか。
CPUグリスは割高なためカスタマイズで変更するのはおすすめ出来ません。デフォルトのままでも問題ないでしょう。ただしCPUグリスはいいものに塗り替えると温度の下がり方がかなり違います。自分でやった方が割安なので買ってからこだわるなら挑戦して見てはいかがでしょうか。CPUソケットの破損に気をつける必要はあります。
ビデオカード・グラフィックボード
ビデオカード(グラフィックボード)は増設するよりも予めついているものを選んだほうが安くつくはずです。ゲームをしない場合CPUについているグラフィクで十分なのでここに拘る必要はないです。全くついていないものでもいいでしょう(CPUについています)。
ゲームをする場合はソフトの水晶のグラフィックボードを選ぶようにして下さい。それ以下でも動作はすると思いますが。
ビデオカード(グラフィックボード)はゲームをするかしないかで選択が大きく変わりますね。youtubeの動画を見るくらいなら必要ありませんよ。
光学ドライブ
ほとんどの方は使わないと思います。強いて言えばBIOSレベルではUSBがまれに反応しない場合があるので再インストールやバックアップからの復元では光学ドライブの方が信頼できる程度です。全く使わない方も多いのでは?
個人的には中古パーツを組み入れるのがおすすめですが、買った後自分で増設するのは無理という方でどうしても必要なのがわかっている方はカスタマイズでつければいいと思います。ほとんどの場合USBで代用できます。
キーボード・マウス
キーボードやマウスは割高な場合が多いので市販のものを購入することをおすすめします。市場価格と比べ明らかに安い場合はBTOのカスタマイズでつけるのも良いでしょう。
以上になります。BTOで良いパソコンをゲットして下さいね。
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