デスクトップPCとノートパソコンの違いを徹底解説、どちらを選べばいいのか

デスクトップPCとノートパソコンの違いを徹底解説、どちらを選べばいいのか
デスクトップとノートどっち?BTOパソコンの選び方

これからパソコンを買おうとしている方の中にはそもそもデスクトップとノートパソコンのどちらがいいか迷っている方も多いかもしれません。せっかく高価なパソコンを買うわけですから。あとでやめておけばよかった…と後悔するのも避けたいですよね。

そこでホモ・サピエンス史上初のパソ・サピエンスと言われる私がデスクトップとノートパソコンの違いを分かりやすく解説いたします。

パソ・サピエンス
なんせパソ・サピエンスなんて私一人だからね!

デスクトップパソコンとノートパソコンの形状の違いと特徴

デスクトップとノートパソコンの大きな違いは据え置き型かどうかです。

デスクトップパソコンは原則移動できませんがノートパソコンは簡単に移動できます。その理由を整理しておきましょう。

  • ノートパソコンにはモニターがついててデスクトップパソコンにはついてない
  • ノートパソコンにはバッテリーがついていてデスクトップパソコンにはついてない

ノートパソコンが持ち運びできる理由はこれです。

デスクトップパソコンは電源がついていますが充電式じゃないので持ち運びしたとしてもその場にコンセントがないと使えないですよね。ノートパソコンならコンセントがなくても使えるというのが最大の違いでしょう。

こんなことは当たり前ですが、持ち運びする可能性があるのにデスクトップを買ってしまったら結局ノートパソコンも買ったということになりかねませんからね。自分の使う用途をしっかり認識しておくことが最適なパソコン選びにつながります。

 

デスクトップPCとノートパソコンの用途の違い

この形状の違いにより用途の違いが生まれます。例えばブログを書くノマドワーカーの人はメインPCにはノートパソコンを選ぶでしょう。その理由は持ち運びするからです。つねに一定の場所で仕事をすると飽きてくるし疲れやすいんですよね。なのでノマドワーカーの人はカフェで仕事をしたりコワーキングスペースで仕事をしたりする人もいます。その場合デスクトップを選ぶことはできないでしょう。必然的にノートパソコンになりますよね。

また顧客のもとで商品を説明する営業マンもノートパソコンを所有していると思います。私も昔セールスマンでしたがノートパソコンを持ち歩いていましたよ。DELLの重くてごっついやつでしたけどね。

一方デスクトップは場所を動かないで使う用途が中心です。会社のパソコンやデザイン事務所のパソコンはたいていは据え置きのデスクトップではないでしょうか。それに高性能のビデオカードを必要とするゲーミングパソコンもたいていはデスクトップです。ゲーマーはあちこち動かないでゲームに集中したいでしょうからノートパソコンを選ぶ必要はあまりないんですね。このように動くか動かないか(据え置きで歩かないか)ということは用途にも影響を与えているんです。

コスパの違い(開発コストの違い)

デスクトップとノートパソコンではコスパの面でも大きな違いがあります。その理由は開発コストの違いにあります。

ノートパソコンの大きな特徴は持ち運びできることですが、そのために筐体(きょうたい、本体のこと)が小さく設計しなければならないわけです。そのため、デスクトップとは違いノートパソコンの部品は極めて狭いスペースに押し込まれることになります。その結果熱が閉じ込められることになるのです。

つまりノートパソコンの部品は発熱が低いものでなければならないという制約があるんですね。

この制約によりノートパソコンのパーツはデスクトップのパーツより必然的に高価になります。このコストの違いに良りコスパの差が生まれるんです。デスクトップのほうが同じ性能でもパーツが安く済むためコスパがよいことになります。良い場合が多いじゃなくて常にデスクトップのほうがコスパが良いです。

なので持ち運びはどうでもいいからよい性能のパソコンを安く買いたいなあ~と思っている方はデスクトップを選択することをおすすめしています。BTOパソコン|パソ・サピエンスの記事でもコスパ重視の記事ではだいたいデスクトップを推奨しているはずですよ。特に理由がない限りデスクトップを推奨するのはこのためなんです。

手入れのしやすさと寿命

ノートパソコンの欠点として、手入れがしにくいというのがあります。デスクトップだと2つか4つネジを外してぱかっとケースをあけてしまえばダスターとか掃除機で簡単に掃除できるんですよね。わりと誇りには強いですがやはり精密機器なのでほこりはたまらないほうがいいに決まっています。廃熱にも関わりますからね。

しかし閉鎖的なノートパソコンでは10個も20個もネジを外さないと掃除ができません。このことによりノートパソコンは年数がたてばたつほど熱がこもりやすくなりそれが原因で故障しやすくなっています。

デスクトップのほうが圧倒的にメンテナンスしやすいといえるでしょう。

電子部品って使用時の熱の増減で寿命がかなりかわるもんですよ。デスクトップパソコンのほうが確実に長く持つと思います。

パソ・サピエンス
でも私はデスクトップもノートも壊れたことがないのでぶっちゃけわかりませんが!笑

使い方の違い

割と極端な使い方の違いでも大きな差が出ることがあります。実はこれだけデスクトップを推しているわたしですが作業のほとんどはノートパソコンでしているんです。その理由はデスクトップの前にずっと座って作業をすると腰がおかしくなるからです。ある時期長時間デスクトップで作業していたら腰がおかしくなってしまったので大半の時間はノートパソコンの前に寝っ転がって作業するようになりました。寝ながらだと腰に負担がないんですよね…。

こんな理由でノートパソコンは特殊な使い方でしやすいとも言えます。配置の自由度の高さが生きていますよね。

寝ながら使えるなんてこともノートパソコンならではの使い方ですよね。

 

性能の違い

さっき少し触れましたがノートパソコンよりデスクトップパソコンのほうがパーツが安いんです。つまり同じ値段でもデスクトップパソコンのほうが高い性能のものを入手することができます。デスクトップパソコンのほうが圧倒的にCPU性能が高いですしたいていはメモリも多く詰めます。最先端のグラボもデスクトップじゃないと積めない場合も多いでしょう。

そのためゲーミングPCなどの用途ではデスクトップが圧倒的に有利です。携帯性をあきらめてでも性能のいいデスクトップパソコンを選ぶ人が多いのではないでしょうか。

画像編集などでも圧倒的にデスクトップパソコンが有利なのはこのためです。大容量メモリが積めるのはデスクトップだけといっても過言ではありません(→画像編集におすすめのBTOパソコン

ノートとデスクトップの長所を組み合わせた商品も存在する

私が以前からノートパソコンとして推奨しているのがパソコン工房のデスクトップCPU搭載ノートパソコンです。このパソコンはCPUにデスクトップCPUを搭載しているため形状はノートパソコンなのに性能はデスクトップCPUといういいとこどりなんです。なかなかすごい技術だなと思いますがデスクトップCPUの発熱が低くなったためにノートパソコンに採用できるようになったのでしょう。

しかしノートパソコンなのに性能が高くコスパがよいといえるこのノートパソコンですが欠点も存在します。それはバッテリーの持ちが短くなることデスクトップCPUは電力消費も大きいので必然的にバッテリーが持たなくなるんですよね。

なのでこのデスクトップCPU搭載ノートパソコンは持ち運び用途には向いていません。私のように寝っ転がって据え置きで使いたい場合には最高なんですけどね。私はノートパソコンのコンセントを外すことはないですから。パソコン工房のデスクトップCPU搭載ノートパソコンについては次の記事で紹介しています。

 パソコン工房のデスクトップCPU搭載ノートパソコンがおすすめな理由

 

 

モニターがついてるかいないか

ノートパソコンにはモニターがついていてデスクトップにはついてない。これは当たり前のことです。しかしこの違いは意外と大きいです。

デスクトップパソコンを買う場合モニターを別売りで買わなければなりません。つまり余計なコストがかかります。といってもこれはノートパソコンには含まれているというだけでもともとはコストはかかっているので同じことですけどね。デスクトップの場合はモニターの配線もしなくてはならないので面倒ですしパソコンなんて意味が分からないという人にはノートパソコンのほうが優しいのも事実です。

しかしこのことがコスパや寿命にも影響を与えています。ノートパソコンは本体が壊れていなくてもモニターが壊れてしまえば使用不可能になってしまいまう。デスクトップの場合はモニターが壊れたらモニターを買えなおせばそのまま使うことができます。ノートパソコンのモニター交換とかできる人もいますがあれこれ改造したことのある私でも面倒でやりたくない(モニターまではやったこともない)ので一般的には無理だといってさしつかえないでしょう。

ノートパソコンはモニターが一体なことで持ち運びできるメリットがあるが、モニターが壊れたら本体が生きていても使用できなkなるというデメリットを抱えているとも言えます。

デスクトップを買うべきか、ノートパソコンを買うべきか(まとめ)

デスクトップにはノートパソコンにない以下の大きなメリットがあります。このメリットは非常に大きいです。

  • コスパがいい(同じ値段でもCPU性能が圧倒的に良い)
  • メンテナンスしやすい(壊れにくく修理がしやすい)
  • パーツを好感しやすい(スペックアップしやすく修理して長く使える)

その世代の最高性能のCPUというのは非常に性能の高いものなので新しいCPUと比べて低くても単体では長期にわたって快適に使用できる性能を持っています。つまりいいCPUを買えば10年どころか15年近くは快適に使用することも可能です。その分買い替えなくていいことになります。ノートパソコンだともっと頻繁い買い替える羽目になるでしょう。例えばデスクトップではLGA775という世代のパソコンがいまだに中古市場で活発に取引されていますがノートパソコンのその世代はもはやごみ同然です。

よって私はどうししてもノートパソコンでなければならない場合以外はデスクトップを購入することをお勧めいたします。

パソ・サピエンス
なんといっても得だからね。

それではノートパソコンを絶対に買わなければならない理由を見てみましょう。

  • 移動して使う
  • 家だとしても複数の部屋で使う
  • 複数人で使う
  • デスクトップを置くスペースがない

大体こんな感じでしょうか。つまりどうししても外で使いたいとか(家族の部屋などで)移動して使いたいなどの理由がない場合はデスクトップを選んだほうがいいということですね。ただしにもかかわらず腰が痛いから寝っ転がって使うためという理由でノートを使っている人もここにいますが笑

というわけで長きにわたりデスクトップとノートパソコンの違いを書いてきました。お付き合いありがとうございます。

それぞれの長所を知ったうえで最適なパソコン選びをしてくださいね。

 

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