HDDとは

ハードディスクとは?BTOパソコンのパーツ(HDD)について徹底解説
ハードディスクとは?パソコン(PC)パーツ

ハードディスクって何。

これです笑

まあハードディスクがどういうものか、見た目も知らないという人はほとんどいないと思います。しかしハードディスクが必要なのかと言わればよくわからないという人もいるのででは?

BTOパソコンを選ぶ時必ずハードディスクをつけるかどうかの選択があります。というか、SSDなしの構成も結構あるので初心者の方は迷うかもしれません。そんな時にハードディスクの事をよく理解して選択できるようにしておきましょう。

ハードディスクの主な用途

パソコンの中でハードディスクがどのような役割を果たすのか。

ハードディスクの主な役割(用途)はデータの保存です。ハードディスクはプラッタという円盤がついておりここにここに時期データーを保存して読み書きすることでデータを保存したり読み出したりしています。

ハードディスクの他にSSDがありますがこれら記憶媒体をストレージということがあります。SSDに比べハードディスクは大容量で価格が安いという特徴があります。そのため写真や動画など大容量のデータを扱う場合は通常SSDではなくハードディスクを使います。

SSDの2019年現在でも普及モデルの容量は大体240GBから500GB程度のものが中心です。一方ハードディスクについては2TBから8TBくらいまでが普及モデルとなっておりデータの容量ではハードディスクの方が圧倒的に優位になっています。

バックアップ

その他のハードディスクの主な用途はバックアップです。

OS(システム領域)のバックアップは増分・差分バックアップなどを重ねていくと数百GBになることもあります。また、写真や動画など大きなデータもリスクヘッジのため別のハードディスクに保存しておくことがあります。これらを総じてバックアップと言っています。

バックアップはデータが大きくなる傾向があることからハードディスクを使うのが一般的となっています。

パソ・サピエンス

要するに容量が大きなデータを保存するのがハードディスクの役割だね。

ハードディスクの種類

ハードディスクにはいくつか種類があります。主なものは次の通り。

  • 内蔵ハードディスク
  • 外付けハードディスク
  • NAS用ハードディスク

用途による分類ですがハードディスクはパソコンに内蔵する目的で使う場合と、USBなどで外付けする目的で使う場合とネットワークに接続してNAS用の記憶媒体として使う場合などがあります。

ちなみにどれでも使うのは同じハードディスクです。

ハードディスクの接続端子

ハードディスクを接続端子から分類すると、古いものではIDE、比較的新しいものではSATAという接続端子の規格があります。

IDEのハードディスクにお目にかかる可能性は少ないですが中古パソコンパーツショップに行くと時々目にすることがあります。極めて安いですが速度はめちゃくちゃ遅いです。

SATAにはSATA1.0、SATA2.0、SATA3.0の規格がありSATA3.0が最も新しい規格です。転送速度がそれぞれ1.5 Gb /s、3.0 Gb /s、6.0 Gb/ sとなっており新しいものほど早いということです。

今更古い規格を買う理由がないので購入する時はSATA3.0かどうか確認するばいいでしょう。(まず中古でなければSATA3.0だと思いますが)

3.5インチと2.5インチ

ハードディスクには大きい3.5インチと小さい2.5インチがあります。

3.5インチハードディスクと2.5インチハードディスク

上の小さいのが2.5インチで下が3.5インチハードディスクです。

大きさの違いはデスクトップ用かノートパソコン用かの違いです。SSDは2.5インチと同じサイズです。

ハードディスクのメリット・デメリット

ハードディスクは安価で大容量のデータを保存できますが極めてデメリットも大きいPCパーツです。

パソ・サピエンス

ちなみに私はハードディスクが大嫌いであり、出来れば買いたくないと思っています笑

ハードディスクは私の経験する限りもっとも壊れやすいパーツです。私は今まで10数台ハードディスクを購入していますが(PCについてきたのも含め)、3台が買ってすぐ壊れています。(数ヶ月から数年程度)

パソコンは極めて壊れにくい機器ですが(漫画喫茶とかでボロボロのパソコンが可動しているのを見ますよね?)、ハードディスクは非常に壊れやすいでです。これが最大のデメリットです。壊れやすくデータを失いやすい。面倒くさい。私は最悪だと思っています笑

一方メリットは大容量のデータを保存するには今の所他に選択肢がないということくらいです。

速度もSSDの方が圧倒的に早いですしハードディスクは低価格で大容量のデータを保存できる以外に大したメリットはありません。

SSD VS ハードディスク|ハードディスクは必要なのか

ハードディスクは実は絶対になければならないものではなりません。

ハードディスクのメリットデメリットを考えるにはSSDとの比較が不可欠です。SSDを使わなければハードディスクを使いしかないからです。しかしSSDもハードディスクと同様にデータの保存媒体ですのでSSDがあればハードディスクを使う必要はありません。

SSDはデータの転送速度(読み書き)が極めて早いという特徴があります。そのためOS(システム領域)はSSDを使用する場合が多いです。殆ど使わないサブPCセカンドPC以外はメインのストレージがハードディスクというのはありえない選択だと思います。

結論から言うとハードディスクが必要かどうかは保存したいデータの容量によります。データの容量が1TB以上あるのならハードディスクを購入しておいたほうがコスパがいいでしょう。しかし動画などのデータ以外で6TBとか8TBのハードディスクが必要なのかと言うと疑問です。通常の人はそこまでデータを保存しないのではないかと思います。

SSDの大容量化と価格低下でハードディスクは淘汰される

私はすでにいらないと思っていますがいずれハードディスクが淘汰されるのは確実です。SSDとの差は大容量かどうかだけなのでSSDが進化して大容量になれば自然とハードディスクの役割は終わりになります。ハードディスクは壊れやすいので速度が早くほぼ壊れることのないSSDと比べて勝てる要素は全くありません。

現時点でも500GB程度のSSDは7000円から8000円程度(2019年現在)と非常に安くなっており1TBのSSDも1万円台で手に入るようになっています。

そのため壊れにくさも考慮すればバックアップと写真や動画などのデータが1TB程度の納まる人はもうハードディスクを使用するのはやめてSSDに移行したほうがいいと考えています。バックアップも増分・差分などを繰り返さずその都度リセットすれば数十GBから100GB程度で済むはずなので実はそれほどデータ容量はいらないのです。

パソ・サピエンス

数年前は240GB程度のSSDが7,8000円くらいしてしまいた。今では500GBがその価格です。1TBのSSDがいずれ1万円割れすることもあるかもしれません。そうなったらもうHDDはいらなくなるでしょう。運が悪ければすぐに壊れるのが当たり前のハードディスクはもう必要ないと思います。動画データを保存しない人はハードディスクなしのSSDだけの構成を選び自分で大容量SSDを追加するのもおすすめです。240GBのSSD+500GBのSSD2個とかでもいいでしょう。

ハードディスクの規格説明

Amazonなどでハードディスクを探すとタイトルはこのようになっています。

「Seagate BarraCuda 4TB【 2年保証 】正規代理店 3.5インチ HDD 内蔵 ハードディスク SATA 6Gb/s  5400rpm デスクトップPC向け」

この数字や規格の意味を解説します。

Seagate BarraCuda:この意味はメーカー名(社名)と商品名です。シーゲートというメーカーのバラクーダという名前のハードディスクです。

4TB:これはハードディスクの容量です。大体500GBから8TBくらいが多いはずです。

3.5インチ:ハードディスクはデスクトップ用とノートパソコン用があります。3..5インチはデスクトップ用のサイズです。ちなみに2.5インチのハードディスクはSSDと同じサイズなのでデスクトップにノートパソコン用のハードディスクをつけることは可能です。(実際私はつけています)

SATA 6GB/s:これは先程説明した速度です。SATA3.0とも言います。現状では一番早いのでこの企画を選びましょう。

5400rpm:rpmというのはハードディスク内のプラッタが1分間に何回回転するかの数値です。ちなみに5400以外にも7200rpmなどがあります。当然7200rpmの方が早いわけですが安定性のためか5400rpmを採用する物も多いです。そこまで変わらないと思います。

それ以外にも次のような規格があります。

キャッシュ;キャッシュについてはわかりやすい説明があったので引用しておきます。 

メモリと磁気ディスクではデータの読み書き速度が何桁も異なるため、ディスク上で使用頻度の高いデータや直近に使用したデータをメモリに複製しておくことで、次に必要になったときに再びディスクにアクセスするよりはるかに高速に読み込むことができる。

また、書き込みにかかる時間も同様に巨大な速度差があるため、データを一旦メモリに書き出して専用の回路でディスク側へ転送することで、CPUなどを書き込み作業から早期に解放し、書き込み待ち時間を削減することができる。このような仕組みを書き込みキャッシュ(ライトキャッシュ)という。

ディスクキャッシュはハードディスク装置などに内蔵され専用のコントローラICで制御されるものと、コンピュータのメインメモリ(RAM)の一部を割り当て、OSによって制御されるものがある。前者はソフトウェアや利用者側が普段存在を意識することはなく、自動的に運用される。後者は有効にするために設定作業などが必要な場合がある。(ディスクキャッシュ:IT用語辞典

ハードディスクが必要な人、不要な人

おそらく動画を沢山保存する人以外は大容量のハードディスクは必要ないです。

バックアップも肥大化させなければせいぜい100GB~200GBの範囲内には納まるでしょう。これくらいのデータ容量なら500GBのSSDでもいいと思います。

一方動画などの大容量データを保存する必要がある人や写真が非常に多い方はハードディスクでないとまだ難しいでしょう。

1TBのSSDはまだ1万円台と安くはないので3TB、4TBといったサイズのハードディスクが現実的な選択肢になります。

BTOパソコンのカスタマイズでもハードディスクが必要なくらい保存するものがあるなら2TBか3TBくらいはつけておいがほうが良いです。

パソ・サピエンス

自作で20台近くパソコンを作ってきた私からのアドバイスですがハードディスクは必要がなかれば使わないほうが良いと思います。すぐ壊れますし、対応してもらってもまたすぐに壊れたりします。全く壊れないHDDもありますがトータルで言ったら最も壊れやすいパーツであることは疑いありません。データの保存先としてすぐ壊れるというのは不適切です笑 出来るだけ早くオールSSDにすることをおすすめいたします。

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