パソコンはハイエンドが欲しいのはやまやまだけど予算がない。当たり前ですよね。だれでも10万円20万円のパソコンを買えるわけではありません、しかしだからといって安いものを買っても大丈夫というわけでもないんですよね…。ここが悩ましいところです。低価格帯のパソコンの全部が悪いわけではありません。しかし一般的に売れ筋の低価格帯のパソコンは買わないほうがいいものばかりです。
低価格帯のパソコンのほうがよりPCに詳しくなければならず、知識がなければ失敗の可能性も上がります。典型的な糞スペックパソコンはどんなものか見てみましょう。
- 大体ノートパソコン
- メモリの容量が極めて少ない
- ストレージがeMMCなど容量が少なく交換不可能
- CPUが貧弱
この条件に当てはまるものなら最低2万円で入手できるでしょう。一見安いようにも見えます。しかし以下の点からこれらのパソコンはおすすめできません。
- そもそもメモリが少なすぎて使用不可能
- ストレージが小さすぎてすぐ足りなくなる
- CPUが貧弱すぎて動作が重い
こうなるとすでにスペックの限界なんですよ。つまり使用に耐えないという意味で寿命なわけです。
激安ノートパソコンを買ってはいけない
この手の激安ノートパソコンは買った時点で寿命なんですよ。いい加減認めたほうがいいです。その証拠にこれらのノートパソコンはCore 2 Duoのような今では誰も使わないレベルの化石CPUと同レベルの性能なんです。試しにベンチマークを見てみましょう。
少し前に2万円パソコンとして話題になっていたビックカメラのSG116jBK-Eを見てみましょう。CPUはIntel Atom x5(Z8350) 。
このペンチマークはPassmarkで1271です。(PassMark)
(PassMark)
一方化石ことCore 2 Duo(モバイル)のPassMarkはどれくらいなのか。
(PassMark)
ほらね笑笑
どうでしょう。見事に同じくらいの数値ですね。何ならCore 2 Duoの方がちょっと数値が高いです笑笑
このCPU10年以上前のものですよ。もはや誰も使っていません。埃かぶった親類位のVAIOをCPU乾燥したから覚えてますよ。Core 2 DuoのTかPの7000番代でした。
そんなものを激安ですと言って売ってるんですよ。中古なら3000円で買えそうなスペックです。それで2万円で安いですか?
安くないですよね?
安いノートパソコンの予算はどの程度で見るべきか
激安ノートパソコンを買ってはいけないことはわかりましたね?
それならいくらくらいならいいのか。出来れば6万円以上のものを買ってください。それが無難です。もしそれが無理でも最低49800円くらいのものにした方がいいです。それでも予算的に無理なら中古のノートパソコンを買って下さい。中古ノートパソコンを買うなら関連サイトのこの記事をおすすめします。
つまり4万円以下のノートパソコンは買ってはいけない非推奨のモデルです。買ったはいいもののおスペックの低さにいらいらするのは確実です。それはすでに寿命が来たパソコンと同じことです。買うだけ無駄なので最低限のスペックを満たしたものを選びましょう。中古パソコンという選択も間違いではないと思います。
出来ればデスクトップの方が良い
ノートパソコンと違いデスクトップのCPUはローエンドでもそこそこの性能がある場合が多いです。つまりノートパソコンでは安価なものはえだめでもデスクトップならまあまあのものが手に入る可能性があります。デスクトップなら39,800円くらいのものでもまあまあ使えると思います。あくまでまあまあですが笑
しかしモニターを持っていなければデスクトップの場合別途購入する必要があるので一応それは考慮して下さい。
それにしてもモニターはなかなか壊れないですし、今のパソコンのスペックに嫌気がさして買い替えたとしてもモニターはそのまま使えますから意外と出費としては痛くないです。
ノートパソコンのいいところはモニター付きで動かせるところですが、どのみち頻繁に使うならモニターが小さすぎると思います。デュアルモンスターを検討した瞬間にデスクトップにしておけばよかったと思うかも知れません。
もしノートパソコンでなければならない理由がなければデスクトップにしておくことがおすすめです。
ローエンド低価格帯でおすすめのBTOパソコン
ローエンド、ロースペック、低価格帯のパソコンを買うのに断然おすすめなBTOパソコンはパソコン工房です。
パソコン工房は低価格帯の品揃えがとても多く品質もよくコスパが高いです。20台以上自作して売ったりしてきた私がローエンドで買うならパソコン工房ですね。
ノートパソコンでもデスクトップパソコンでもここで選ぶのが一番いいでしょう。
パソコン工房のローエンドパソコン、ベストはこれ
ベストはこれ。6万円台です。ローエンドというべきかミドルエンドというべきかという感じですがそれくらいじゃないと使い物にならないです。CPUはCore i3。ローエンドではCereron N3450が多いですが出来ればさけたほうがいいでしょう。Cereron N3450はPassMarkで1800くらいこれから紹介するCore i3-7100Uは3700くらいです。全然違いますよ。CPUはPassMarkで最低2000以上、出来れば4000くらいあると使えるレベルです。3700なら大抵のタスクは楽にこなせるでしょう。
ちなみに私が使っているノートパソコンの一つのCPUがCore i5 4200Mで、PassMarkの数値が4000くらいです。ほぼ同等ですね。
価格は64,980 円(税別)~となります。
スペック詳細を見てみましょう。
- Windows 10 Home 64ビット
- Core i3-7100U CPU統合チップセット
- DDR4-2133 S.O.DIMM (PC4-17000) 8GB(4GB×2)
- 240GB Serial-ATA SSD
- 光学ドライブ非搭載
- HD Graphics 620
- 15.6型(非光沢カラー液晶) フルHD(1920×1080ドット) (パソコン工房
)
メモリも8GBあるので問題ないでしょう。(理想は16GB)
ストレージも240GBのSSDなので大抵の用途は間に合うと思います。データが多い場合はノートパソコンなら改造するか外付けHDDを使わないと仕方ありません。
6万出せばこのくらいのスペックが買えます。ローエンドに強いパソコンならではとも思いますね。
低価格帯のノートパソコンならこれがおすすめです。
いやいやちょっと待てよ、納得がいかん、6万円も予算ないし!
そう思った方もいますいよね笑
確かにそうですよね…、低価格帯で6万円ていうのもキツイかも知れません。でもこれくらいが本当に現実的なギリギリラインなんですよ。本来それ以下のものは買わないほうがいいです。
でもそんなに使わないし!
そこまで言うならなんとか選んでみましょう(一人相撲笑)
あんまりおすすめしたくないです。しかし予算の都合でやむを得ないなら、CPUはCereron N3450で妥協せざるを得ないでしょう。
こちらは価格は、49,980 円(税別)~です。これくらいが最低欄ですね。
スペック詳細を見てみましょう。
- Windows 10 Home 64ビット
- Celeron N3450 CPU統合チップセット
- DDR3L-1600 S.O.DIMM (PC3L-12800) ※1.35V 低電圧 8GB(4GB×2)
- 480GB Serial-ATA SSD
- 光学ドライブ非搭載
- HD Graphics 500
- 15.6型(非光沢カラー液晶) HD(1366×768ドット)
CPUを除けば理想的なスペックです。メモリも8GBありますし、SSDも大容量480GB。15.6型の非光沢も一番使いやすいサイズ、液晶の種類でしょう。
これを買う場合CPUは貧弱というのは理解して買うようにして下さい。PassMarkが1800と3700ではかなり変わります。+2万円以下でCore i3が買えるならそちらを買った方が絶対いいですね。
しかしどうしてもとおっしゃるので(一人相撲笑)、選んだまでです。あまり使用頻度が多くないのであればこれで妥協してもいいでしょう。
パソコン工房のローエンドデスクトップパソコン、ベストはこれ
上の苦渋の選択はノートパソコンだからそうなるのです。デスクトップパソコンなら多少ローエンドのCPUでも問題ありませんよ。選択肢は俄然広がります。その証拠に低価格帯のデスクトップPCに搭載されているCPUを見てみましょう。型番はCereron G4900です。このCPUのPassMarkは3154。(PassMark)
どうですか?ノートパソコンのCore i3に近づきましたよね。これくらいならそこそこ使えるレベルです。PassMarkの1000台と3000台は体感的な印象がかなり違います。5000と10000の差より体感では違うはずです。それくらい最低ラインが重要なんです。
したがって、低価格帯のデスクトップを買うに当たりCereron G4900は選んでもよいということです。これで選択肢が広がりますよね。ただ、Cereron G4900でも大丈夫ですがCore i3 Core i5の方がいいのは言うまでもありません。長く使えるという意味でのコスパはCore i5のい方が高いです。時間的価値による本当のパソコンのコスパについては、BTOパソコン パーツの選び方を参照。
とにかく予算重視!パソコン工房の低価格帯デスクトップパソコンならこれ
CPUはCereron G4900で選びます。ストレージは初期でSSDはの方がいいでしょう。ハードディスクは後から増設すればOKです。さらに拡張性を考慮し、スリムではなくミニタワーを選びます。パソコン工房ではデフォルトでメモリ8GBにするとその他のスペックがあがり、価格帯が上がってしまうんのでカスタムすることにします。するとこのようなスペックになります。
価格は46,980 円(税別)~となります。
- Windows 10 Home 64ビット Celeron G4900
- インテル B360 Express
- DDR4-2400 DIMM (PC4-19200) 4GB(4GB×1)
- 240GB Serial-ATA SSD
- DVDスーパーマルチ
- UHD Graphics 610
- ミニタワー / microATX
- 350W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源
これを大体+6000円でメモリ8GBに出来ます。SSDですしこのスペックなら5万円台は安いでしょう。税抜きなら5万円以下です。
メモリは自分で買って増設しても大丈夫です。上に書いてあるのと同じスペック(DDR4、周波数)を買いましょう。
もう一ついいのがあります。CPUはPentium Gold G5400。なんとこちらのCPU、ペンティアムなのにPassMarkが5233もあります。これくらいあるとミドルエンドと言ってもいいくらいでしょう。
それでいて価格は48,980 円(税別)~とさきほどとあまり変わりません。
詳細スペックはこちら。
- Windows 10 Home 64ビット
- Pentium Gold G5400
- インテル B360 Express
- DDR4-2400 DIMM (PC4-19200) 4GB(4GB×1)
- 240GB Serial-ATA SSD
- DVDスーパーマルチ
- UHD Graphics 610
- ミニタワー / microATX
- 350W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源
隠れたお得モデルですね。私が使っているメインPCのCPUはCore i7 4790ですがその世代のCore i5に匹敵しますよ。
つまりデスクトップはローエンドでも十分なCPU性能が期待できるわけです。
Pentium Gold G5400は数世代前のCore i5レベルで性能も十分だと認識して問題ないです。
2000円の差なのでこちらのほうがおすすめですね。
パソコン工房はローエンドの品揃えが多く他のBTOでは扱っていないようなモデルがお得な価格で売られているのでおすすめです。特にPentium Gold G5400のモデルはかなりのめっけものと言えるのではないでしょうか。
これ以上のCPUを上げルときりがないのでデスクトップで低価格帯を選ぶなら上記のものにしてあとはモニター台に回すといいでしょう。それでは良いPC選びを。
おすすめBTOパソコンを総まとめした記事はこちらです。
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