私がパソコンで最も侮られていると思うパーツ、それがメモリーメモリです。
よくこんな解説を見ます。メモリは4GBでOK。いや8GBでOKO。

こんなふうに私は思ってしまいます。
私はメモリは大切れ多いほどいい派です。
よくメモリは余らせても意味がないという意見も目にしますが余っていても何の害もありません。むしろ実行しているタスクが多ければ多いほどWindowsはメモリをガンガン使いまくります。その結果、多ければ多いほどスムーズに動くのです。
ちなみに私はメインPCでメモリを32GB積んでいましたが常時20GBから24GBくらいは使用されていました。これが16GBであれば10GB~14GBくらいでしょう。全く同じタスクでもです。
これでわかりますね?Widdowsはメモリが少なければ少なくて済むように動き、多ければどんどん必要なだけ使うのです。
つまり過大なメモリを搭載してみなければ一番快適なメモリ容量を知ることは出来ないということです。例えば今メモリ8GBをで落ちないからってそれはメモリが足りているからだとは限らないのです。
メモリとは
メモリ(メモリー)は主記憶装置とも呼ばれ比較的総則な処理を必要とされるデータを一時保管するパソコン内のパーツです。メモリはメモリーとも言いますが英語ではmemory、記憶を意味する言葉です。
よくわかりやすい例では、CPUは脳みそ(頭脳)、メモリは作業台としてのデスク(机の上)、ハードディスクは引き出しなどに例えられます。机の上は狭いですがすぐに見れるし手が届きますよね。一方引き出しは容量は大きいですが取り出しづらいです。それもありハードディスクは補助記憶装置と位置づけられています。
イメージと違うかもしれませんね。
このメモリが関係するのはOSの動作速度です。何かのプログラムを展開するのに一時的な保存場所が必要でそれがメモリです。OSのメモリが逼迫していて余分なメモリがないと例えばエクスプローラーでフォルダを開くのにも失敗したりします。プログラムをクリックしても立ち上がらない事がある場合メモリ不足を疑ったほうがいいです。経験上メモリを食うプログラムほどメモリ不足で立ち上がらないことが多くなります。
メモリに関する誤解
多くのサイトではメモリは節約できるパーツだと解説されています。しかしそれは間違いです。当サイトではどうしても予算が足りない時のみ、増設(追加)しやすいという理由でメモリを4GBにするのはありと説明しています。つまり増設ありきでなければ4GBのなんて考えられません。
デュアルチャンネル、トリプルチャンネル、クアッドチャンネル
メモリは2枚セット、3枚セットで動かすことにより高速で動作するとされています。
そのため8GBをのメモリを積むなら4GB✕2枚組を推奨するのをよく耳ます。しかしなぜだか同時にディアルチャンネル(チャネル)、トリプルチャンネル(チャネル)、クアッドチャンネル(チャネル)は高速だが体感できるほどではないという感想をよく見ます笑

メモリ選びにはもっと重要なことがあります。
体感できない速度よりメモリ増設時の効率が重要
それはいずれ増設するということ。
でも4GB✕2枚組で買ってしまうと増設する時4GB✕2+8GBとかよくわからない組合せになりますよね。また1回めが4GBなのに制約されて4GB✕4枚組とかになってしまい、せっかく最大64GBなのに生かせなくなってしまう可能性があります。
メモリを選ぶ時は、64GBまで増設したいならなるべく1枚16GBを選ぶべきです。16GBメモリはまだ高いのでとりあえず8GBにしとくのはいいでしょう。(この場合後でコスパが良くなった時買い換える選択肢はありだと思います)
しかしたいしてコスパがよくない4GBメモリをデュアルチャンネルとかのために購入するのはおすすめできません。8GB一枚でも4GB2枚でも全然かわりませんよ笑
それなら増設に有利な8GBを選んだほうがいいに決まっているでしょう。
メモリ容量の見方
Windowsでメモリを確認する簡単なやり方を2つご紹介します。
まず簡単なのはエクスプローラーで「PC」を右クリックしてコンピューターを表示させることです。
サブPCなのでメモリは8GBになっています。(不足気味です笑)
次に田のマーク(Windowsマーク)+Rを同時押しします。
つぎのようにmsinfo32と入力してエンターを押します。すると次のように詳細が表示されます。
Checkメモリの見方は次の通り
・PCを右クリックしてプロパティを見る
・田+Rを押してmsinfo32を起動
メモリが多ければ多いほどいい理由
OSの細かい動作ははっきりとわかりませんが、おそらくメモリは一時的に情報を書き込んだ後足りなそうなら圧縮化削除をして必要な空きを作っていると思われます。
そのため搭載メモリが多ければ空きを作る必要がないのでプールされているデータがおおいわけです。
よってすぐ呼び出せるので早くなるという説明がわかりやすいと思います。
メモリは余らせても意味がないという人もいますがおそらく大容量メモリを積んだことがないのでしょう。
マルチタスクであればあるほど大容量メモリは生きる
例えばyoutubeで動画を見ながらブラウザでタブをいっぱい開いたり複数のソフトを立ち上げたりするとかなりメモリを食います。
こういう作業をしている時メモリ搭載量の差は顕著に出ます。
今の8GBのサブPCだと新しく起動するソフトの立ち上がりが遅いですし、SSDなのに遅いということはほぼメモリが原因だと思います。
大容量メモリを積んでいるPCでは多少のマルチタスクでもさくさく起動してくれます。
DDR3とDDR4違い
DDR3とDDR4の違いは速度と消費電力です。
DDR3とDDR4の速度
DDR4の速度の表がドスパラにあったのでお借りしてみます。
(ドスパラ
)
(クルーシャル)
これを見るとDDR3800が転送速度6.4GB/病であるのに対し、DDR4-1600は倍の12.8GBとなっているのがわかります。
概ねDDR4の速度はDDR3の倍とされています。
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DDR3とDDR4の消費電力の差
DDR3 | DDR3L | DDR4 | |
動作電圧 | 1.5V | 1.35V | 1.2V |
DDR3はDDR3と点電圧モデルのDDR3Lの2つに分かれています。DDR4はDDR3Lよりさらに電圧が低いです。消費電力も少なくなります。

commentDDR3とDDR4の違いをまとめると、速度は公称では早いことになっているが体感差はないという人も多い。消費電力は多少下がるというもの。
メモリのデュアルチャンネル(チャネル)、トリプルチャンネル(チャネル)、クアッドチャンネル(チャネル)
メモリのデュアルチャンネル(デュアルチャネル)とは2枚のメモリを一組として動作させる事を言います。
2枚で動作させることで速度が2倍になると言われています。
このデュアルチャネルですが、同一規格、同一周波数、同一メーカーでないとだめとか全く同じ型番じゃないとだめとか言われていますが、過去に全く違う型番でもデュアルチャネルとして動作していますのでそこまで厳格じゃないと私は考えています。
トリプルチャネルでは同様に3倍。クアッドチャンネルでは同様に4倍の速度で動作すると理論上は言われています。

繰り返しますが体感差を感じられない速度など意味はないと私は思います。あまり気を使わないでいい部分です。
メモリの規格とCPUやマザーボードの対応について
マザーボードの対応するメモリの規格について考慮したほうがいいのでしょうか。
おそらくマザーボードが対応していない企画の場合対応している規格で動作すると思われますが絶対ではありません。そのため、DDR3-1333までしか使えないマザーボードの場合出来ればDDR3-1600は使わないほうが望ましいです。もちろん使ってみて問題なければいいでしょう。
買っても使えないリスクがあると認識しておいたほうがいいですね。
増設時に自分の使っているマザーボードを調べるにはCPU-Zというフリーソフトがおすすめです。
このソフトでマザーボードがわかったら型番で検索すれば各メーカーで大体のことを調べることが出来ます。BTOによっては特注の市販ではないマザーボードを使っている可能性もありますが似たような型番で調べればOKなはずです。
CPUについても対応するメモリの規格をインテルのホームページで参照することができます。
例えばCore i9-9900Xなら次のとおりです。
メモリーの仕様
自分の購入使用しているメモリーが自分の使っているCPUと合うものなのかはCPU-Zなどを利用して確認しておきましょう。
メモリーの表記
試しにこのメモリーの表記を見てみましょう。

っとここで私が説明しようとしたんですが、正直あまりうまく説明できる自信がありません。そうとうマニアックじゃないと興味もありませなから許してください笑。
そこで知恵袋で詳しい説明が会ったので引用して紹介します。
規格の読み方としては、DDRというのがメモリモジュール基板のモジュール形式をあらわし、DDR SDRAM(ダブルデーターレートDoubleDataRate)と言うメモリで、DDRが一回の信号で2個、DDR2が4個、DDR3が8個データーを送れるメモリをあらわし、それぞれの互換はありません。
SDRAMはシンクロナスダイナミックラム(SynchronousDynamicRandomAccessMemory)の略で、マザーボードのベースクロックに同期して動作するメモリをあらわします。
規格として関係するのは、メモリの形式DDR3とメモリ形状DIMM(Doublein-lineMemoryModule)SO.DIMM(SmallOutlineIn-LineMemoryModule)などDIMMはデスクトップ用で、SO.DIMMはノートや一体型PCに多く使われているメモリになります。
PC3はDDR3の事をあらわし、10600と言う数値は転送速度をあわし10600MBpsでデーター転送できるメモリで、1333(MHz)はメモリの動作クロックでベースクロックが166MHzの時に1333MHzで動作し10600MBpsでデータ転送するメモリを表しています。
Pin数はそれぞれのメモリでソケットに対応するPin数が決まっています。DDR SO.DIMMが200Pin、DDR2 SO.DIMMが同じ200Pinですけど、切り欠き位置が違いますから互換性はありません。
DDR3 SO.DIMMは204Pinで他のメモリよりPin数ががおおくなっています。
なお、デスクトップ用はDDRが184Pin、DDR2が240Pin、DDR3も240Pinですけど、切り欠きの位置が違いますから、互換性はありません。
(ヤフー知恵袋「パソコンに対応しているメモリの型番の見方を」)
正直これを読んでも理解する気にもなりませんし、どうでもいいとしか思えません笑
メモリは所詮PCパーツに過ぎませんので車の一部品同様そこまで詳しく理解する必要はないです。

メモリの選び方
メモリの選び方は私に言わせれば「特に拘いがなければ一番コスパの高いものを選べばいい」という感じです。
私自身新品でメモリを買って壊れたことはありませんし、メモリは永久保証がついているものも多いです。つまりメモリはもともと信頼性が高いですしほとんど壊れません。
メーカーに関しても拘る必要はあまりないと思います。
Crucial(クルーシャル)やCorsair(コルセア)がいいと言われてもシリコンパワーと何が違うのか全くわかりませんし、ぶっちゃけあまり変わらないと思います。
メモリは大体SSDのメーカーと共通していますのでメモリとSSDでそこそこの評判があればそれで安いものを選んで大丈夫です。
まれに機種依存性が高いものもある
あるノートパソコンでこのメモリだと16GBまでしか無理だったけどこのメモリだと32GBまで行けたという例をみたことがあります。
そういう例外を除けばどのメーカーのどの型番でも普通は大丈夫ですし、実際殆どの場合周波数までごちゃまぜでも問題ないです。私はよくごちゃまぜにして使っていますがデュアルチャネルで動作しますし問題が起こったこともほとんどないです。同じ規格品番じゃないと無理とか言っている人はおそらくあまり自作経験も豊富でなく中古で組んだりも出来ない人だと思います。ただDDR3とDDR4を混ぜたりは出来ませんので覚えておきましょう。
メモリの相性問題
私はかなりの個数(20台以上)パソコンを自作していますが、比較的相性問題の出やすかったDDR2の頃ですら1回相性問題で使えなかったことがあるような気もする。くらいの確率でしか相性問題に会ったことはありません。実際相性問題だったかよく覚えていませんし、単に1枚故障していただけかもしれません。
それくらい相性問題ってほとんどないです。でもくわしげな人が「メモリは相性問題があるから気をつけた方が良い」とか言うのが通例です。
もし気になるならドスパラのPCパーツではアプリの導入などで無料で相性保証してくれるのでおすすめです。
メモリは投資効率が高いパーツ
8GBで使えているので十分なのだと思っている方hぜひ16GBにしてみてい下さい。意外と16GBでもアップアップだなとわかるはずです。
それはOSがメモリはあればあるだけ使うからです。つまり今まではないから使っていなかっただけです。
タスクマネージャーでみてみるとこんな感じです。
8.0GB中6.5GB使用になっていますが16GB挿せば余裕で12GBとかになるはずです。
おそらく8GBで使用している方は16GBにすると動きがスムーズになりつっかかりがなくなるような感覚を得られると思います。何かを起動すつたびに違いは感じられるはずです。
メモリはどちらかと言えば不足すると目に見えず足を引っ張るような感じなので気づきにくいですが増設の効果は大きいですよ。
私は64GBまではまだいらないけど32GBくらいはすでにあっても全然いいと思っています。快適ですから32GBメモリを推奨します。メモリはあればあるほどいいと思います。
メモリは半導体相場の影響を非常に受ける
メモリは極めて相場変動の大きいパーツです。1年位で倍以上の値段になることは普通ですす、下がる時は半値以下まで下がることがあります。
ある程度相場を覚えておいて安いなと思った時に一気に買うのがおすすめです。
BTOパソコン購入時で言えば「安い時期」について書いた記事でも触れましたが、メモリの相場が高騰していればBTOパソコンの価格自体も上昇します。
この記事の内容は年末年始は確かにお得な時期だがPCパーツの相場変動以上ではないというものです。
BTOパソコンの価格は結構PCパーツの相場変動が重要ですから安く買いたければ今はCPUが高騰していないか、メモリは高くないかなどを気にしてみるといいかもしれません。

メモリは非常に価格変動の大きい商品であるとあたまに入れておきましょう。ちなみに今2019年現在はやや割高であると思います。SSDが安い割にメモリは安くないです。参考までに相場をお教えすると、私が過去に安いと思った時は8GBで4000円割れていました。今は8GB2枚でも12000円くらいしていましたのでバカ高いわけではないですが安くはないと言えます。
おすすめのメモリやメーカー
すでに言ったとおりおすすめのメモリやメーカーはありません笑
その時安いものを選べばいいです。参考までに名前だけ挙げておきましょう。
I-O DATA 、G.skill 、キングストン、SAMSUNG(サムスン)、Crucial(クルーシャル)、CFD販売 、CORSAIR(コルセア) 、G.skill 、PATRIOT、シリコンパワー、Transcend 、TEAM 。
どれも良いメーカーです。どれでもいいと思います。私なら一番安いものを買います笑
おすすめのショップはこちらです。
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