
当サイトはBTO中心に扱っているためそもそも中古が頭にない人も多いと思います。パソ・サピエンスでは2つサイトを持っておりまして、この「BTOパソコン パソ・サピエンス」ともう一つBTO以外のパソコン全般について扱うパソコン人類パソ・サピエンスがあります。中古は後者のほうで扱っており別におすすめしてないわけじゃないです。

しかし、最後まで読むとわかりますが、中古パソコンは圧倒的に安いですし、お得ともいえるんですが性能面で見ていくと意外とそうでもないわけです。
新品と中古のどちらがいいかは人それぞれということになります。中古か迷っている人もこの記事を見ればどちらを買うべきかはっきりしてくるでしょう。


パソコンにおける新品と中古のメリット・デメリット
簡単にまとめて置きましょう。
まず第一に新品のメリットは新しいこと、綺麗なことです。そして逆に中古は汚いものもあります(結構きれいなものも多いですが)。これが価格面にかかわってきます。つまり中古は汚れがあったりするので安いです。
そしてこの新品でまっさらか中古で指紋がついてたりするかは所有欲にもかかわります。新品の状態からずっと使っていたものと中古で買ったものは愛着が違ったりするんですね。



それでも思うのですが、中古も長くつかっていると新品からずっと使っていたものと同じくらいの愛着なんですね。なので意外と愛着の面ではどちらも変わらないです。
新品のほうが寿命は長いか
普通常識的には中古では寿命が減った状態で新品のほうが寿命が長いと考えるはずです。しかし意外にそうでもないんですね。
PCパーツで壊れるのはほとんどがHDD(ハードディスク)です。そしてハードディスクの寿命は非常にランダムなんです。つまり運です。
なので中古のほうが長持ちする可能性はあるし、新品でもすぐ壊れる可能性はあるんですね。
しかしSSDでは違います。信頼性の高いSSDを使っていたらそうそう壊れません。壊れるのは無名メーカーのものだけでしょう。有名メーカーのSSDはめったに壊れないので書き込みされている中古のほうが劣化しているという意味で寿命が短い可能性はありますね。




そしてマザーボードもこれまた壊れるものは壊れますが、長寿命のものも多いので中古のほうが寿命が短いとはあながち言い切れないんですね。
ただノートパソコンなんかは特にキーボードがてかてかのものとかありますからね。デスクトップの場合はキーボードは新品使えばいいんでまた違ってきますね。
次に新品と中古でコスパはどちらがいいか見ていきましょう。
パソコンは中古が安くてお得?新品は割高なのか
一般に人間は新品を好むため中古の需要は少ないんです。
需要が多いものは割高にその逆は割安になるのが経済ですね。ということは中古は割安なのか。

実際中古パソコンは安いのは確かなんですね。価格も圧倒的に中古のほうが安いです。しかし同じスペックで、というと必ずしもそうとは言えないんですね。割安は割安なんですが、あくまで価格だけのことなんです。つまりノートパソコンで全く新品のぴかぴかと、脂ぎっててかてかのキーボードのもので2万円の差しかなかったとします。
2万円と言えば大きいですが、このてかてか感が2万円以上の損だと思う人にとっては全然割安じゃないんですね。この辺は価値観が大きくかかわってきます。
パソコンに性能(スペック)を求める人にとっては割安ではない
実はここが最大のポイントなんですが、パソコンという商品は著しく進化し続けているんですね。CPU性能はずーっと上がり続けているんです。
なので中古で数世代前のCore i5が現行Core i5より2万円安く売っていたとしても性能が全然違うので本当は割安じゃないかもしれないわけです。
(デジタルドラゴン )
次に新品のパソコンを見てみましょう。
(パソコン工房 )
税込みと税別なので計算すると24,980円と68,178円、中古のほうは送料込みなのでパソコン工房のほうは送料込みだと70,378円になります。すると差額は45,398円にもなるんですね。



ついでにいうとCPU以外のスペックも全然違うので単純比較はできません。ただ中古のほうをメモリ8GBにしてSSDにするのにせいぜい7000円くらいしかかからないでしょう。なので実質的な差は38,000円から40,000円くらいだといえますね。
しかしここで問題なのがCPUの性能なのです。わかりやすくCore i5同士で比べましたがCPU性能はどうでしょうか。Passmarkで調べてみます。
第4世代Core i5と第9世代Core i5の性能差
Corei5 4570のPassmarkは7156、Core i5-9400は11929です。
全然性能が違うんですね。このように世代が違うと同じCore i5、Core i7でも全く性能がことなることに注意が必要です。
ちなみにCore i3-9300のPassmarkが10018なので第4世代のCore i5では第9世代のCore i3にも及ばないんですね。
現行Core i3は5万円台で買えるのでメモリ8GG+SSDにして++7000円だとすると32000円と5万円台の差しかないわけです。ずいぶん差は縮まりましたね。
するとこの時点でもCore i3のほうが性能は全然いいわけですし、新品の方がいいなと思う人もいるはずです。

結論:必ずしも中古がお得というわけではない
そう考えていくとやっぱり新品のほうがお得ではないかとも思うわけです。新品の方が性能が高いからですね。ここが他の商品とパソコンの大きな違いです。例えば車なんかはそこまで性能は変わらないと思いますがPCは性能があまりに違いすぎて比較できないほどなんですね。
中古のCore i5では最新のCore i3にも及ばないとなると中古のCore i7と比べなければなりませんが、そうするとおそらく中古のほうが4万円を超えてしまってあまり価格差がないなということになりかねないんですね。おそらく1万円くらいしか違わないということもあると思います。


ただ、中古には本当に掘り出し物もあってそういうものにはまずコスパでは新品はかなわない部分もあります。中古もなかなか捨てがたいんですね。
なのでまとめると、細かくパーツの性能まで見ていくと中古はそこまでお得じゃない場合もあるということなんです。
性能にこだわるほど中古の割安感はうすれ性能にこだわらないほど中古が割安になってくるとも言えますね。なのでスペックが低いパソコンを激安で買うには中古パソコンがおすすめです。
そもそも最高ランクの性能を買う場合は中古には商品があまり存在しないので新品を買うしかないということですね。
CPUの飛躍的な性能真価がポイントなんですね。
やはり新品だ、とい方はBTOのセールをおすすめします。もっと中古について知りたいという方は関連サイトの記事をおすすめします。
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