BTOパソコンでPCを購入する際初心者の方は何を買っていいかわからないと思います。というかカスタマイズの仕方がわからないでしょう。その原因はパーツに関する理解が不足しているからです。各パーツをしっかり理解して必要以上のカスタマイズを避けてコスパのよいPC購入を目指しましょう。
容量の小さすぎる電源は完全にアウト?買ってしまったらどうすればいいか
まず第一に容量が小さい電源ということですが、大体小さい電源のW数は300W~350Wくらいじゃないかと思います。こういった電源はBTOでも結構多いです。
BTOの解説サイトだと、「BTOパソコンは小さすぎる電源でコスト化っとして消費者を騙そうとしているので注意!」みたいな説明も見ます。でもね…意外とそうでもないです。

私はサブPCに300Wの電源を採用していましたが電源が原因で何か不具合が起きたことはないです。なのでできれば400W以上のほうがいいかな~と思っていますがそこまでではないですね。まあ買ってしまったなら不具合がなければ気にせず使えばいいかな~という感じです。
グラボを積む場合は注意
最近はすべてのパーツが省電力化していますのでそこまで電源にこだわらなくていいと思いますが、グラボだけは電源消費量がある程度発生するのでちょっと注意する必要があります。それでも400~500Wでほとんどのグラボは大丈夫だと思います。グラボ購入時に推奨電源を調べてそれと同じくらいの容量の電源を探しましょう。
パソコン工房でのカスタマイズでは電源に注意
パソコン工房では必要以上の高スペックで消費者が買うことのないよう、電源は最低限にとどめられている場合が多いです。

なので300Wとかが普通ですがここはカスタマイズして400Wか500Wくらいにしておきましょう。まあ300Wでも実際不具合がでることは少ないと思いますよ?まあ気持ちですね。一応です。
電源ユニットのリスクは?パーツ全部を巻き込んでお亡くなりに…
電源ユニットって壊れるときに他のパーツを巻き込んで壊れることがあるといわれています。パソ・サピエンス的には未経験ですね。ただしこれは事実ではあるようです。しかし基本的にはどうしようもありません。ただ、電源が安定しているかどうか調べるテスターはAmazonなどでも販売されているので気になる方はチェックしてみるといいでしょう。しかしいきなり壊れる場合もあるだろうし、仕方ないと言えば仕方ないです。
もしそれが面倒なら時々OCCTで安定性をチェックするのもいいかもしれません。

電源ユニットは交換可能?交換前提で買うのはありか
電源ユニットですが交換することは可能です。
ただし絶対にお勧めできません。

電源ユニットってあちこちとコードでつながってますからそれを交換しようとしたらほぼ自作ですよ。
自作するんなら初めから自作したほうがいいし、BTOパソコンで電源交換前提で買うのはちょっと無駄すぎると思いますね。手持ちの電源が余っている時とかも考え物ですよね。電源を流用したくなるのはわかるけど、自分ならその場合BTOパソコンは買わないですね。マザーボードとか買いに行きます。
ゆえにBTOパソコンでは電源はカスタマイズで選ぶのが必須です。流用はない。
電源効率とは?80PLUSとは何なのか、どれを選べばいいか
まず第一に自作マスターのパソ・サピエンスが80PLUSについて断言しておきます。

こういうシールが電源に貼っていますね。これです。そしてその基準が以下の表に書いてあります。
(出展:80PLUS)
負荷率何%の時に電源効率が何%ですよっていう数値ですね。これを満たしているかどうかで80PLUS SIlverとかTitaniumであると主張できるわけですね。
一見するとTitaniumが一番いい気もします。しかし、10年間使った段階で例えばTitaniumとSilverで5000円の電気代の差が生まれるとして、電源の価格差が5000円以上ならまったく意味ないです。電源効率なんて電気代以外関係ないので電気代を抑える効果以上に電源そのものの価格が高かったら本末転倒なんですね。

※正確には静穏性や長寿命化にかかわる可能性もありますが、証拠といえるほどのものはないと思います。
なのでBTOパソコンのカスタマイズ時はこの規格はあまりこだわらなくていいです。
以上がBTOパソコン購入時の電源ユニットやその選び方の説明です。パソコンそのものについて知りたい方は以下の記事も読んでおきましょう。
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