
SSDは年々価格が下落してきておそらくこうなるだろうとは思っていたけど、かなり実現が早いです。もう小学生でも買えそう。


それにしても安い!
SSDの価格は数年前私が自作した時の半額以下です。当時は最安で120GBが3600円くらいだったかな~。
今回の記事では2019年夏のSSD価格をまとめとともに、パソ・サピエンスが勝手に考案した、SSD・HDDレシオ(SHR)をもとにHDDの未来について考えてみます。
2019年夏のSSD価格
下がるも下がったりSSD!
もはや、パソコンパーツの中でも安価な部類になってしまいました。そのうちUSBメモリみたいな値段になりそうです。
え?もうなっているって?
試しに240GBのUSBメモリを探してみましょう。
あれ?SSDより高いじゃん!
USBメモリのような低品質で信頼性の低いメディアがついにSSDより高いという事態になってしまいました。もうUSBは廃止してSSDメモリに変えなよ…。
そのうちUSBサイズで互換性のあるSSDが主流になることでしょう。
240GB(~256GB) SSDの価格(2019年夏)
ちなみに240GBの最安値価格帯を調べたところ2800円程度とわかりました。120GBは2000円割れ。
480GB(~500GB) SSDの価格(2019年夏)
480GB SSDの主戦場は5000円前後に。私が購入した当時はまだ1万円前後でした。この価格帯なら480GBがメインとも考えられます。しかし、あとで書くように現在すでに480GBすら普及モデルの圏外みたいです。
1TB SSDの価格(2019年夏)
1TB SSDの価格はなんと1万円~1万2千円程度まで下落。この価格だと手が出る人が多いと思います。そして驚いたことに、SSDの普及モデルはなんと1TBにすでに移行しています!
試しに価格コムのSSD人気売れ筋ランキングを徴してみました。
すると以下のようになったのです。(容量は目安です。例えば960GBは1TBに含めています。)
120GB | 1 |
250GB | 4 |
360GB | 1 |
500GB | 7 |
1TB | 7 |
このように500GBと1TBでランキングのほとんどを占められています。しかし500GBは主にランキング下位を独占した一方1TBはランキング上位だったので圧倒的に1TBのほうが人気があるとわかるのです。
2019年夏、すでに1TB SSDが普及している!
1TBも960GBとやや少なめのモデルでは1万円割れを達成!

SSD・HDDレシオとは
私が勝手に開発した指数です。SSDの価格変動とHDDの価格変動は異なります。そしてHDDは性能が低くSSDは性能が高くさらに信頼性が高い(壊れにくい)。
1TB SSDが普及し始めたということはおそらくHDDをやめてSSDに移行した人がかなりいるはず。一体このSSD・HDDレシオがどの数字になればHDD終了の幕開けとなるのか。
SSDの割安度を測るためにも定期的に計測してみたいと思います。
SSD・HDDレシオの計算式
1TBを普及帯として、最安だった960GB9200円を基準に計算してみましょう。
するとSSD価格=9.58/1GBとなります。
次にHDD価格を調べてみましょう。HDDは3.5インチの売れ筋モデルを採用します。
HDDのサイズ(容量)ごとの人気はばらけていますが6TB11500円を基準に採用します。
すると、1.91円/1GBとなります。
1000GB=1TBとして計算しています。(正確には1024GB=1TBです)
2019年夏のSSD・HDDレシオ
これにより現在のSSD・HDDレシオは以下の通りとなりました。
9.58÷1.91=5.015….
つまりSSD価格はHDD価格の5倍です。これが現在のSSD・HDDレシオとなります。これを継続的に観測していきましょう。
ちなみにいつか忘れましたが数年前私が買ったの時の相場は以下の通りです。
SSD:240GBが最安6800円⇒28..3円/1GB
HDD:2TBが8000円⇒4円/1GB
数年前のSSD・HDDレシオは…、7.075となっています。つまりSSD価格は当時大体HDDの7倍だったと思われます。(買ったのは大体同じ時期です)
こう考えるとSSDもHDDも安くなってきたが、SSDの値下がりがHDDよりさらに大きいと判断できます。
そしてSSD・HDDレシオが5倍となった今、SSDがHDDを駆逐し始めているといっていいでしょう。SSDはまだまだ6TB、8TBという容量には達せず、HDDの有用性もないわけではありませんが、徐々にSSDの優位さが際立ってくると思われます。
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