デスクトップパソコンを選ぶ際絶対に関わってくるのが予算。




さて…予算の話ですが。



というわけで予算の話ですが、やはり買い物をするときにはお財布と相談することがとても大事です。予算がどうでもいいなら誰でも最上位モデルを買いますからね。
今回は10万円以下のパソコンを検討しますが、選ぶ際にいくつかポイントがあります。それは以下の通り。
- Microsoft Officeを使うかどうか
- ゲームをするかどうか
Microsoft Officeを使うかどうか
Microsoft Officeを付けるか付けないかで25,000円くらい予算が変わってきます。
初心者の方はMicrosoft Officeをつかるか迷うかもしれません。その場合次の点をチェックすれば大丈夫です。
- 学校で使うかどうか
- 仕事で使うかどうか
- 将来使う可能性があるかどうか
これに該当してなければMicrosoft Officeはなしでいいでです。もしMicrosoft Officeをつけるとなると当然ながら25,000円分性能を落とさなければなりませんね。
自分は仕事で使わないので付けてないです。Open OfficeやLibre Officeでも代用できるので問題ないでしょう。
予算を限定したうえでMicrosoft Officeを含めてしまうと次ようなデメリットが発生します。
- メモリが少ないものを選ぶ
- CPUのランクを下げる
- SSD付きでないモデルにする
なのでMicrosoft Officeを使うかどうかはわりと重要です。

ゲームをするかどうか
ゲームをする場合は比較的高価なグラボが必要です。今回の記事ではゲームなしで検討します。ゲーミングパソコンを使う場合は10万円以下だとさらにシビアな検討が必要です。
例えばCPUのランクを大幅に下げたりする必要があるでしょう。ゲーム次第ですけどね。
10万円以下のデスクトップパソコンでできること
10万円以下のパソコンで大体のことはできます。
動画編集などもよほど高度な編集でなければ別に問題ないでしょう。
- Youtubeを見る
- WordやExcel(フリーソフトで)を使う
- ネットサーフィン
- プログラミング
- 軽いゲームのプレイ
出来ないのは高度な動画編集とか高画質を要求されるゲームとか写真編集ですね。写真編集も全く出来ないわけではなく大容量メモリを積めばPhotoshopなどもできます。
CPU、メモリ、ストレージをどうするか
予算を限定して最適なパソコンをみていくということは、どのパーツを優先するかと同じ意味です。どのパーツを優先しどのパーツのランクを落とすかということとほぼ完全に一致します。
そのうえで主要なパーツが上記の3点です。
CPUの選び方
予算が限定されている場合CPUを吟味する必要が出てきます。そのため遠回りですがCPUについて知っておきましょう。インテルを例に説明します。
例えば第9世代の主要なCPUをまとめるとこうなります。
CPU | Core i7-9700 | Core i5-9400 | Core i3-9100 | Celeron G4900 |
コア/スレッド | 8/8 | 6/6 | 4/4 | 2/2 |
ベースクロック | 3.00 GHz | 2.90 GHz | 3.60 GHz | 3.10 GHz |
TB時最大 | 4.70 GHz | 4.10 GHz | 4.20 GHz | – |
TDP | 65 W | 65 W | 65 W | 54 W |
`Passmark | 15924 | 11948 | 8947 | 3293 |
※参考までに私が使っているCore i7-4790のPassmarkは9989です。
番号が近い型番は大体似たような性能と思えばいいです。
これをどのように見るかですが、CPUの最大性能はTB時最大のクロックでのパフォーマンスのことです。作業によってクロックが変動するようになっています。このクロックは高ければ高いほど負荷の高い作業を素早くこなします。
予算に応じてですが、作業をちょっとでも迅速に進めたい場合はクロックが高いもののほうがいいということです。
またPassmarkの数値ですが私が所有しているCore i7-4790は今私が使ってもCPU使用率は30%にも満たないでしょう。私はブログを書いたりYoutubeを見たりするくらいですが、たくさん(50タブとか)ページを開くくらいならPassmark数値1万はかなり余裕があると思っていいです。
つまり、Core i7-9700は通常用途では大幅にオーバースペックだと考えていいでしょう。

あとは予算や他の条件との兼ね合いになります。
メモリは何GBで十分か
メモリが何GBあればいいのかというのは常に論点になりますね。
これは断言しますが最低8GB、できれば16GB以上をおすすめします。


8GBだと現状でもちょっと不足を感じるので近い将来あまり使えなくなるだろうと思うわけです。



ともあれ現状では上記の通りを推奨します。
メモリは最低8GB、できれば16GB!
メモリ4GBだとどうなってしまうのか
以下ようなデメリットがあります。
- 一定時間使用するとパソコンが落ちる
- 頻繁にフリーズする
なのでメモリは8GB以上で検討しましょう。
ストレージをどうするか
ストレージはSSD一択です。HDDでもいいという判断はもはやありえません。PC高速化でまっさきにすべきはSSD化です。
SSDのメリットがわからない方はこちらをどうぞ。
どのパーツを優先すべきか
PCパーツのどのパーツを最優先すべきかですが、第一にSSDは譲れないと考えてください。SSDのサブとしてHDDがついているかいないかはひとそれぞれです。システムがSSDであることはもはや絶対と言っていいです。
ただし予算の都合上あとでSSDは自分で換装するという場合は別にそれでもいいでしょう。
その次にメモリ8GB以上であることを前提として、CPUを優先します。
SSD>CPU>メモリ
というかんじですかね。ただしメモリも最低8GBと言っている以上なかなか順番付けるのは難しいですが。
CPUはできるだけ長く使うという観点ではCore i7やRyzen7などの上位モデルのほうをおすすめします。



10万円以下でおすすめのBTOパソコン
以上のような条件でBTOパソコンを選んでいくと以下のような構成がおすすめとなります。
ただパターンが2つあります。
- グラボを搭載する場合
- グラボなしの場合
予算10万円でグラボを搭載する場合のおすすめ構成
パソコン工房 Core i5-9400F GTX 1660搭載モデル
Windows 10 Home 64ビット Core i5-9400F インテル B360 Express DDR4-2666 DIMM (PC4-21300) 8GB(8GB×1) 250GB NVMe対応 M.2 SSD DVDスーパーマルチ GeForce GTX 1660 6GB GDDR5 ミニタワー / microATX 500W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源
なかなか理想的な構成です。ゲームをやらない場合はGTX 1660は十分な性能だと私は思います。
メモリやSSDもバランスの取れたモデルです。HDDを追加してもいいでしょう。
マウスコンピューターCore i5-9400F GTX 1660搭載モデル
OS Windows 10 Home 64ビット
CPU インテル® Core™ i5-9400
グラフィックス GeForce® GTX 1650
メモリ 8GB PC4-19200
SSD 240GB
⇒256GB M.2 SSDへアップグレード(2019年10月1日11時30分より)
光学ドライブ オプション (BTOで追加可能)
電源 500W 【80PLUS® BRONZE】
こちらもバランスの取れたモデルです。サポートを重視する方はマウスコンピューターがおすすめです。
予算10万円でグラボなしでおすすめの構成
パソコン工房 Core i7-9700搭載モデル
パソコン工房からCore i7-9700搭載モデルのご紹介。
Windows 10 Home 64ビット Core i7-9700 インテル B360 Express DDR4-2666 DIMM (PC4-21300) 8GB(4GB×2) 240GB Serial-ATA SSD DVDスーパーマルチ UHD Graphics 630 ミニタワー / microATX 350W 80PLUS BRONZE認証 ATX電源
グラボなしのモデルになっています。Core i7搭載で8万円台とは安くなったものです。のちのちグラボを追加していくなどのベースとしてもおすすめです。
ドスパラ Core i7-9700搭載モデル
こちらもグラボなしです。メモリ16GB無償アップグレードでお得です。

Core i7(またはCore i9)とCore i5で迷うかもしれませんが、もちろんスペックにこだわらないならCore i5でもいいです。
しかし長く使うという意味でもCore i7以上がおすすめですね。
グラボなしのパソコンについてさらに詳しく知るためには以下の記事もおすすめです。
以上で10万円以下のおすすめ構成の説明といたします。
Microsoft Officeを使う場合はさらに安い6-7万円台のパソコンを選ぶ必要があります。これについてはまたまとめますね。
セールで探すのもおすすめです。
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